「入籍と結婚式、どっちを先にするべき?」 「みんなはどのタイミングで入籍しているんだろう?」
プロポーズの喜びも束の間、結婚準備を始めると多くのカップルが直面するのが、この「順番」の問題です。 「先に籍を入れて落ち着きたい」「結婚式当日に入籍してドラマチックな一日にしたい」など、おふたりの理想はどちらですか?
こんにちは!結婚式情報ブログ「Bride&Groom」のライター、Mikiです。 業界の取材を通じて数百件の式場を取材し、自身も2020年に卒花になりました。
この記事では、元業界人であり卒花でもある私の視点から、入籍と結婚式の3つのタイミングそれぞれのメリット・デメリットを、手続きの大変さといった実務面と、気持ちの面の両方から徹底解説します。
この記事を読めば、あなたにぴったりのタイミングがきっと見つかりますよ。

【結論】入籍と結婚式の順番は「式の前」が多数派!
実は、入籍と結婚式の順番に「これが絶対に正しい」という決まりはありません。おふたりの考え方やご両親の意向、仕事の都合など、様々な要因でベストなタイミングは変わります。
とはいえ、先輩カップルがどうしているのかは気になりますよね。 「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」によると、入籍のタイミングは以下のようになっています。

データを見ると、実に87.1%ものカップルが「結婚式の前」に入籍を済ませています。圧倒的多数派ですね。
その主な理由は、結婚式の準備と並行して、新居への引っ越しや煩雑な名義変更などを落ち着いて進められる点にあります。
この記事では、多数派の「式の前」を含め、3つのパターンのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。あなたに合うのはどのパターンか、ぜひチェックしてみてくださいね。
ちなみに、結婚式の準備にはお金のことも欠かせません。全体の流れや費用について知りたい方は、まずはこちらの記事も参考にしてくださいね。

タイミング①:結婚式の前に入籍するメリット・デメリット
最も多くのカップルが選ぶ「結婚式の前に入籍」パターン。手続き面でのメリットが大きいのが特徴です。
メリット:手続きが楽、新姓に慣れる、家族としての一体感
私自身も、結婚式の約半年前に入籍を済ませた「式前入籍」派です。 一番のメリットは、各種手続きを式の準備と切り離して、落ち着いて進められたことでした。
入籍後は、運転免許証、銀行口座、クレジットカード、パスポートなど、想像以上に多くの名義変更が必要です。私の場合は15〜20件ほどありました。これらを結婚式の直前準備と同時に進めるのは、正直かなり大変だったと思います。
その他のメリットは以下の通りです。
- 新姓での準備ができる:招待状や席次表などのペーパーアイテムを、旧姓か新姓かで悩む必要がありません。
- 周囲に夫婦として認知される:親族や職場にも「〇〇さんの奥さん/旦那さん」として認識され、結婚した実感が湧きやすいです。
- 新婚旅行の手配がスムーズ:パスポートを新姓で取得できるため、航空券やホテルの予約で名前の不一致トラブルが起こりません。
デメリット:式の新鮮味が薄れる可能性、親の意向
一方で、デメリットも存在します。
- 結婚式当日の新鮮味がやや薄れる:「入籍して夫婦になる」という感動は入籍日に経験済みのため、式当日の感動が少し減ったと感じる人もいるようです。
- 親の意向と合わない場合がある:「結婚式を挙げてから入籍するのが筋」と考える親御さんもいらっしゃいます。事前に相談しておくのが安心です。
- 結婚報告のタイミングが2回になる:入籍時と結婚式後の2回、職場や友人に報告が必要になる場合があります。
「式の新鮮味が薄れる」という不安については、当日はゲストからの祝福や非日常感でいっぱいになるので、実際はあまり気にならなかった、という卒花さんがほとんどですよ。
タイミング②:結婚式の後に入籍するメリット・デメリット
「結婚式を終えてから、正式に夫婦になる」という、「けじめ」を大切にしたいカップルに選ばれやすいスタイルです。
メリット:婚約期間を楽しめる、招待状が旧姓でスムーズ
結婚式の後に入籍する最大のメリットは、「婚約者」という特別な期間を結婚式当日まで満喫できることです。
- 結婚式が「夫婦になる儀式」として際立つ:ゲストの前で誓いを立て、その後に役所に届け出ることで、結婚式が法的なけじめの日としてより印象深くなります。
- 招待状などを旧姓で準備できる:特に女性側は、ゲストにとって馴染みのある旧姓で招待状を送れるため、誰からの招待状か分かりやすいというメリットがあります。
- 親を安心させられる:「結婚式=けじめ」と考える親御さん世代には、この順番が最も納得してもらいやすい傾向があります。
デメリット:新婚旅行の手続きが大変、式の準備と手続きが重なる
手続き面では、少し慌ただしくなるのがデメリットです。
- 新婚旅行の手配が複雑になる:結婚式後すぐに出発する場合、パスポートの名義変更が間に合わず、旧姓のまま旅行することになります。航空券も旧姓で予約する必要があり、注意が必要です。
- 手続きの時間が取りにくい:結婚式後はゲストへのお礼連絡や内祝いの手配などで意外と多忙。そこに名義変更などの手続きが重なり、負担に感じる可能性があります。
- 夫婦としての実感を得るのが遅くなる:法的には結婚式の後から夫婦になるため、それまではあくまで「婚約者」の関係です。
新婚旅行のパスポート問題は、旅行会社に相談すれば旧姓での手配について的確なアドバイスをもらえるので、過度に心配しなくても大丈夫ですよ。
タイミング③:結婚式と入籍を同日に行うメリット・デメリット
「結婚記念日と挙式日を同じにしたい!」というロマンチックなカップルに人気のスタイルです。
メリット:記念日が一つになる、ゲストへのサプライズ感
何と言っても最大のメリットは、記念日が一つになり、忘れられない一日になることです。
- 記念日が覚えやすい:結婚記念日と結婚式を挙げた日が同じなので、忘れる心配がありません。毎年のお祝いもより特別なものになりますね。
- ゲストへのサプライズ演出になる:披露宴で司会者から「本日、おふたりは入籍も済まされ、晴れてご夫婦となられました!」とアナウンスしてもらえば、ゲストも一体となって祝福でき、会場が温かい雰囲気に包まれます。
- 感動が倍増する:人生で最も幸せな一日に法的な手続きも加わることで、感動がさらに深まります。
デメリット:とにかく当日は多忙、書類不備のリスク
ロマンチックな反面、実務面では最もハードルが高いのがこのパターンです。
- 当日のスケジュールが非常にタイト:結婚式当日はヘアメイクやリハーサルなどで分刻みのスケジュール。その合間を縫って役所に行く時間を確保するのは至難の業です。
- 書類に不備があった場合、リカバリーできない:もし婚姻届に不備が見つかると、その日中に入籍できなくなってしまいます。
- 役所の受付時間に左右される:土日祝日に提出する場合、役所の時間外受付窓口を利用します。不備があってもその場で修正できないため、入念な事前チェックが必須です。
同日入籍はとても素敵ですが、当日は想像以上に慌ただしくなるもの。スムーズに進めるためにも、代理人に提出をお願いしたり、休日でも役所の窓口へ事前に出向いて書類に不備がないかチェックしてもらったりするなどの対策を強くお勧めします。
【体験談】入籍タイミングを決める前に知っておきたい手続きのリアル
どのタイミングを選ぶにしても、入籍には様々な手続きが伴います。私が実際に経験して「これは知っておいてよかった!」と感じたポイントをお伝えしますね。
婚姻届の提出に必要な準備
婚姻届を提出するだけ、と思いきや、意外と事前の準備が必要です。
- 婚姻届用紙の入手:役所の窓口のほか、最近はおしゃれなデザインのものをダウンロードできるサイトもあります。
- 戸籍謄本(戸籍全部事項証明書):本籍地以外の役所に提出する場合に必要です。私の場合、パートナーの本籍地が遠方だったので、郵送で取り寄せるのに1週間以上かかりました。余裕を持って1ヶ月前には準備を始めるのがおすすめです。
- 本人確認書類:運転免許証やパスポートなど。
- ふたりの印鑑:旧姓のもの。スタンプ印(シャチハタ)は不可です。
- 証人2名の署名・捺印:両家の親にお願いするのが一般的ですが、成人であれば友人などでも問題ありません。
入籍後に待っている名義変更の嵐!
無事に入籍が済んだら、次は名義変更手続きが待っています。これが本当に大変!私が変更した主なものは以下の通りです。
- 公的なもの:運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、年金関連
- 金融機関:銀行口座、クレジットカード、証券口座
- 保険:生命保険、医療保険、自動車保険
- その他:携帯電話、各種会員証、オンラインサービスの登録情報など
これらを一つずつこなしていくには、まとまった時間と体力が必要です。結婚式の準備と重なるとパンクしてしまう可能性もあるので、どのタイミングで手続き期間を設けるか、ふたりで話し合っておきましょう。
結婚式の準備をスムーズに進めるには、プロに相談するのも一つの手です。相談カウンターなら、式場探しだけでなく、こうした準備の段取りについてもアドバイスがもらえますよ。

まとめ:ふたりにとって最高のタイミングを見つけよう
今回は、入籍と結婚式の順番について、3つのタイミングそれぞれのメリット・デメリットを解説しました。
- 結婚式の前に入籍:手続きが楽で落ち着いて準備を進めたいカップルにおすすめ(87.1%が選択)
- 結婚式の後に入籍:婚約期間を楽しみ、結婚式をけじめとしたいカップルにおすすめ
- 結婚式と同日に入籍:記念日を一つにして、ドラマチックな一日にしたいカップルにおすすめ
どのタイミングにも良い点と注意点があります。 「手続きのスムーズさ」を優先するのか、「気持ちの盛り上がり」を大切にしたいのか、おふたりでじっくり話し合って、ベストな順番を見つけてくださいね。
もし、おふたりだけで決めるのが不安だったり、具体的なダンドリで迷ったりしたら、一度プロに相談してみるのもおすすめです。たくさんのカップルを見てきたプランナーなら、きっとおふたりに最適なアドバイスをくれますよ。
ふたりの結婚準備が、素敵な思い出になりますように!


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