【2026年最新】結納金の渡し方完全ガイド|元業界人が解説

ご婚約おめでとうございます! いよいよ両家の結納となると、楽しみな反面、「結納金っていつ、どうやって渡すのが正解なの?」と不安に思うプレ花嫁さんも多いのではないでしょうか。

実は、私が結婚情報誌の取材で式場の方に聞いた話ですが、結納の進行役を務める際に、渡し方のタイミングで戸惑うご新郎様側のご家族をよくお見かけするそうですよ。

せっかくのおめでたい儀式、スマートに進めて両家の絆を深めたいですよね。

この記事では、結納金の渡し方の基本マナーから当日の流れ、準備するものまでを元業界人の視点で徹底解説します。これを読めば、自信を持って結納の日を迎えられますよ。

目次

そもそも結納金とは?相場と意味を知っておこう

まずはじめに、結納金の基本的な意味と気になる相場について確認しておきましょう。背景を知ることで、より心のこもったやり取りができますよ。

結納金は「嫁ぐための支度金」

結納金とは、男性側の家から女性側の家へ贈られる、結婚の準備のためのお金です。もともとは、花嫁衣裳である着物を贈る「御帯料(おんおびりょう)」や、お酒や肴を贈る「酒肴料(しゅこうりょう)」が由来とされています。

現代では、これらをまとめて現金で贈るのが一般的になり、「嫁ぐための支度金」という意味合いで「御支度金(おしたくきん)」と呼ばれることもあります。

【2026年版】結納金の相場は50万~100万円が主流

結納金の金額に決まりはありませんが、一般的にはキリの良い数字が好まれます。

「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(首都圏)」によると、結納金の平均額は96.3万円でした。50万円、80万円(末広がりで縁起が良い)、100万円あたりがボリュームゾーンとなっています。

昔は「給料の3ヶ月分」などと言われることもありましたが、今は両家の考え方や経済状況に合わせて柔軟に決めるカップルがほとんどです。

結納金の金額相場
結納金の金額相場

※出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2023(首都圏)

結納金の使い道は?新生活の準備資金に

いただいた結納金は、結婚式費用の一部や、新生活を始めるための家具・家電の購入費用に充てるのが一般的です。

二人で使い道を相談することで、これからの新生活への実感がより一層湧いてきますね。

ちなみに、結納金はあくまで「支度金」なので、必ずしも全額を結婚準備に使う必要はありません。将来のための貯金に回すなど、二人の判断で大切に使うのが良いでしょう。

結納金の渡し方|当日の流れとタイミング

ここからは、本題である結納金の渡し方について、当日の流れに沿って具体的に解説します。当日のイメージを掴んでおきましょう。

結納の儀式の中盤で渡すのが一般的

結納金は、結納の儀式の中盤、結納品を納めるタイミングで一緒に渡すのが正式な流れです。

一般的な儀式の進行は以下の通りです。

  1. 始まりの挨拶
  2. 男性側から女性側へ結納品を納める(このタイミングで結納金も渡す
  3. 女性側が結納品の目録を確認し、受書を渡す
  4. 女性側から男性側へ結納品(結納返し)を納める
  5. 男性側が結納品の目録を確認し、受書を渡す
  6. 婚約記念品の披露
  7. 締めの挨拶・記念撮影
  8. 祝宴(食事会)

仲人がいる場合は仲人が進行してくれますが、最近では両家のみで行う「略式結納」も増えています。その場合は、男性側の父親が進行役を務めることが多いです。

関東式と関西式で流れが違うので注意

実は、結納には地域によって形式の違いがあります。

  • 関東式: 男性側から女性側へ一方的に結納品を贈るスタイル。結納返しは後日(または同時)に贈る。
  • 関西式: 男性側と女性側がお互いに結納品を贈り合うスタイル。結納と結納返しを同時に行う。

私が取材で得た知識ですが、この違いを知らずに準備を進めてしまい、当日になって「あれ?」となるケースも稀にあるそうです。どちらの形式で進めるか、事前に両家でしっかりすり合わせておきましょう。

渡すのは男性側(または父親)から女性側(または父親)へ

結納金は、結納品を載せた白木台(しらきだい)に一緒に置き、男性本人または男性の父親が、女性本人または女性の父親の前まで進み、一礼してから手渡しします。

直接床に置くのはマナー違反なので、必ず手渡しするか、相手の前の台に置くようにしましょう。口上(こうじょう)と呼ばれる決まった挨拶を述べながら渡すと、より厳かでフォーマルな雰囲気になります。

ちなみに、結納金だけでなく結婚準備には様々な費用がかかります。全体の費用感を把握しておきたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてくださいね。

失敗しない!結納金の準備とマナー

当日スムーズに渡すためには、事前の準備が何よりも大切です。ここでは、ご祝儀袋の選び方や書き方など、準備段階でのマナーを解説します。

ご祝儀袋の選び方と表書き

結納金を入れるご祝儀袋は、水引が「あわじ結び」または「結び切り」のものを選びましょう。これらは一度結ぶと解けないことから、「結婚が一度きりであるように」という願いが込められています。

表書きは、毛筆または筆ペンを使い、濃い黒墨で「御結納料(おんゆいのうりょう)」と書くのが最も一般的です。地域によっては「御帯料(おんおびりょう)」や「小袖料(こそでりょう)」と書くこともあります。

下段には、男性側の姓名をフルネームで記載します。

中袋の書き方と新札の用意

中袋の表面には、旧字体(大字)で金額を記載します(例:金壱百萬圓也)。裏面には、住所と氏名を書きます。

中に入れるお札は、必ず新札を用意しましょう。銀行の窓口で「新札に両替してください」と伝えれば対応してもらえます。前もって準備しておくのが安心ですね。

結納金は「結納品目録」と一緒に渡す

結納金は単体で渡すのではなく、結納品の一つとして扱います。

そのため、結納品の内容を記載した「結納品目録」を作成し、その中に「御結納料」の一文を加えておきましょう。当日は、この目録と一緒に結納金をお渡しします。

ちなみに、結納品セットは百貨店や結納品専門店で購入できます。何を選べばいいか分からない場合は、専門のスタッフに相談するのが一番確実ですよ。

最近の結納事情|「結納なし」の選択も

ここまで正式な結納の渡し方を解説してきましたが、最近では結納を行わないカップルも増えています。最後に、現代の結納事情と私の体験談をお話しします。

「結納」の実施率は減少傾向

「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によると、結納を行ったカップルは全体のわずか8.0%でした。

その代わりに、両家の顔合わせ食事会を実施したカップルは78.5%にのぼり、結納よりもカジュアルな顔合わせ食事会が主流になっていることがわかります。

私自身の体験談:結納なし・結納金なしの選択

実は、私自身が2020年に結婚した際も、結納は行わず、両家の顔合わせ食事会のみにしました。そして、結納金もなしという形です。

私たちカップルと両家の親で話し合い、「形式にこだわらず、その分のお金を新生活や結婚式に使おう」という結論になりました。食事会では婚約記念品(婚約指輪と腕時計)を交換・お披露目し、和やかな雰囲気で両家の親睦を深めることができました。

このように、必ずしも結納をしなければならないわけではありません。

両家でしっかり話し合うことが何より大切

最も重要なのは、結使途不明金や結納の有無について、両家の意向を事前にしっかりと確認し、全員が納得する形を見つけることです。

どちらか一方の意向だけで進めてしまうと、後々しこりが残ってしまう可能性も。彼やご両親とよく相談して、お互いの価値観を尊重しながら、両家にとってベストな方法を選んでくださいね。

ちなみに、結納や顔合わせの形式で迷ったら、一度プロに相談してみるのも手です。自分たちでは気づかなかった選択肢が見つかるかもしれませんよ。

結納金の渡し方でよくあるQ&A

最後に、結納金の渡し方に関してプレ花嫁さんからよく寄せられる質問にお答えします。

Q1. 結納金のお返し(結納返し)は必要?

A. はい、一般的には必要です。

結納返しは、いただいた結納金に対するお礼として女性側から男性側へ贈るものです。

  • 関東式: いただいた結納金の半額程度(半返し)を現金や品物で贈るのが一般的。
  • 関西式: いただいた結納金の1割程度の現金や品物を贈ることが多いです。

ただし、これも両家の考え方次第。「結納返しはなしにして、新生活の資金に充ててほしい」と言われるケースもありますので、事前に確認しておくと安心です。

Q2. 結納の代わりに顔合わせ食事会で渡してもいい?

A. はい、問題ありません。

最近では、顔合わせ食事会の席で「御支度金」として結納金を渡すケースも増えています。その場合、食事会が始まる前の歓談の時間や、食事が終わって歓談に移るタイミングで渡すのがスマートです。

「本日はお集まりいただきありがとうございます。ささやかではございますが、結婚の御支度金としてお納めください」といった一言を添えると良いでしょう。

Q3. 結納金を辞退された場合はどうする?

A. 無理強いはせず、相手の意向を尊重しましょう。

女性側の家庭の考え方によっては、結納金を辞退されることもあります。その場合は、感謝の気持ちを伝えた上で、ご意向を受け入れるのがマナーです。

どうしても何か贈りたいという場合は、後日、新生活で役立つ家電などをプレゼントするのも一つの方法です。

ちなみに、結納金のやり取りはデリケートな問題なので、必ずカップル間で事前に話し合い、両家の間に立って調整することが大切ですよ。

まとめ:結納金の渡し方はマナーを抑え、両家の気持ちを大切に

今回は、結納金の渡し方について、当日の流れから準備、マナーまで詳しく解説しました。

  • 結納金は結納の儀式の中盤で、結納品と一緒に渡す
  • ご祝儀袋の表書きは「御結納料」、新札を用意する
  • 関東式と関西式で流れが違うため、事前に確認が必要
  • 最近は結納なしで、顔合わせ食事会で渡すケースも増加中
  • 最も大切なのは、形式よりも両家が納得していること

結納は、二人が結婚するという誓いを公にし、両家の絆を結ぶための大切な儀式です。形式やマナーももちろん重要ですが、一番大切なのはお互いを思いやる気持ち。

この記事を参考に、自信を持って準備を進め、素晴らしい結納の日を迎えてくださいね。

結納や顔合わせが終わると、いよいよ本格的な結婚式場探しが始まります。何から始めたらいいか分からない方は、まずはこちらの記事で情報収集を始めてみてはいかがでしょうか。

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プロフィール

2020年に挙式を挙げました。自身の結婚式の体験とブライダル業界8年以上の経験の両面からカップルに役立つ情報をどんどん発信していきます。

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