結婚式の受付、ゲストとして招待されたとき「なんて挨拶すればいいんだろう?」、逆に友人から受付係を頼まれて「どう対応したらいいの?」と、不安に感じていませんか?
受付はゲストが最初に訪れる場所であり、結婚式の第一印象を決める重要な役割を担っています。しかし、意外と正しいマナーを学ぶ機会は少ないですよね。
この記事では、結婚情報メディアで働いていた元業界人の私が、ゲスト側と受付係側、両方の立場から受付での挨拶や一連の流れを分かりやすく解説します。この記事を読めば、誰でもスマートで失礼のない対応ができるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
結婚式の受付は第一印象を決める大切な場所

結婚式の受付は、単にご祝儀を渡して名前を書くだけの場所ではありません。新郎新婦に代わってゲストを最初にお迎えする、いわば「結婚式の顔」とも言える重要な役割を担っています。
ゲストにとっては受付の対応がその結婚式全体の印象を左右することもありますし、受付係にとっては新郎新婦から信頼されて任された大役です。
だからこそ、ゲスト側も受付係側も、お互いが気持ちよく過ごせるよう基本的なマナーを知っておくことが非常に大切です。
ちなみに、結婚式のマナーだけでなく、結婚式全体の費用や流れについて知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

【ゲスト編】結婚式受付での挨拶とスマートな流れ

まずはゲストとして招待された場合の、受付での挨拶と一連の流れを3ステップで解説します。この通りに進めれば、慌てることなくスマートに対応できますよ。
ステップ1:お祝いの挨拶とご祝儀の渡し方
受付に到着したら、まずは受付係の方へ「本日は誠におめでとうございます」と笑顔でお祝いの言葉を伝え、その後、自分の名前を名乗りましょう。
挨拶の文例 「本日は誠におめでとうございます。新婦友人の◯◯です。」 「この度はご結婚おめでとうございます。新郎の大学時代の友人で、◯◯と申します。」
挨拶が終わったら、ご祝儀を渡します。バッグから袱紗(ふくさ)を取り出し、受付係の目の前でご祝儀袋を取り出してください。そして、相手から見て正面になる向きで、両手で丁寧に渡します。「心ばかりのお祝いでございます」といった一言を添えると、より丁寧な印象になります。
ステップ2:芳名帳(ゲストブック)への記帳
ご祝儀を渡すと、受付係から芳名帳への記帳を案内されます。
芳名帳にはカードを渡される「カード式」と、帳面に直接書き込む「帳面式」があります。どちらの場合も、他のゲストが待っている可能性を考え、丁寧かつ速やかに記入するのがマナーです。
- 名前: フルネームを楷書で丁寧に書きます。
- 住所: 都道府県から書き、マンション名なども省略せずに記入しましょう。
夫婦で出席する場合は、代表者(夫)がフルネームと住所を書き、その左隣にパートナーの名前(妻)のみを記入するのが一般的です。
ステップ3:席次表の受け取りと控室へ
記帳が終わると、受付係から席次表やパンフレットなどが渡されます。これらを受け取ったら「ありがとうございます」と伝え、案内に従って控室(ウェルカムスペース)へ移動しましょう。
これでゲストとしての受付は完了です。開宴までの時間は、ウェルカムドリンクをいただいたり、他のゲストと歓談したりして過ごします。
なお、受付で渡すご祝儀の金額マナーに不安がある方は、こちらの記事もチェックしておくと安心ですよ。

【受付係編】ゲストを迎える挨拶と当日の流れ

次に、新郎新婦から受付係を頼まれた場合の動きを解説します。大切な友人から任された大役ですから、しっかり準備して臨みましょう。
事前準備:新郎新婦との打ち合わせと持ち物
受付係を頼まれたら、必ず事前に新郎新婦と打ち合わせをしておきましょう。確認すべきことは以下の通りです。
- ゲストリスト: 出席者の名前と、新郎側・新婦側どちらのゲストかを確認。
- ご祝儀の管理方法: 受け取ったご祝儀を最終的に誰に渡すのか(親族など)。
- お車代・お礼: 誰に、いつ、どのタイミングで渡すのかをリストで確認。
- 緊急連絡先: 当日何かあった場合に連絡する相手(新郎新婦の親族や式場スタッフなど)。
また、当日に慌てないよう、以下の持ち物を準備しておくと安心です。
- 筆記用具(ボールペンや筆ペンなど予備も)
- ご祝儀をまとめる大きめの袋
- 電卓
- ゲストリスト
- 付箋やクリップ
当日の流れ①:ゲストへの挨拶とご祝儀の受け取り
受付開始時間(通常、挙式開始の30分前)までには受付に到着し、準備を整えます。ゲストが来たら、笑顔で立ち上がってお迎えしましょう。
挨拶の文例 「本日はお忙しい中お越しいただき、誠にありがとうございます。」 「ようこそお越しくださいました。受付を担当いたします、新婦友人の◯◯です。」
ゲストからお祝いの言葉と共に差し出されたご祝儀は、「お預かりいたします」と言って両手で丁寧に受け取ります。受け取ったご祝儀は、すぐに所定の場所(トレイやボックスなど)へ入れ、他のゲストから見えないように管理しましょう。
当日の流れ②:芳名帳への案内と席次表のお渡し
ご祝儀を受け取ったら、芳名帳への記帳をお願いします。
「恐れ入りますが、こちらにご記帳をお願いいたします。」と声をかけ、記入する場所を指し示してあげると親切です。
記帳が終わったら、席次表などを渡し、「お席は◯◯の間でございます。開宴まであちらのウェルカムスペースでお待ちくださいませ」と、次の行き先を具体的に案内してあげましょう。
ちなみに、受付係の服装や髪型は、他のゲストと同様にフォーマルな装いが基本です。派手すぎず、清潔感のあるスタイルを心がけてくださいね。
受付でのよくある質問(Q&A)
最後に、受付に関してゲストからも受付係からもよく寄せられる質問にお答えします。
Q1. 受付係へのお礼はいつ渡すのがベスト?
A. 結婚式が終わった後、後日改めて渡すのが丁寧です。
受付係へのお礼は、結婚式当日ではなく、後日改めて食事に招待したりプレゼントを渡したりするのがおすすめです。当日は受付係も忙しく、新郎新婦も慌ただしくしているため、ゆっくりお礼を伝える時間が取りにくいためです。
もし当日に渡したい場合は、親から渡してもらうか、披露宴がお開きになった後など、落ち着いたタイミングで渡しましょう。
Q2. ゲストの名前がリストにない!どう対応する?
A. まずは落ち着いて、新郎新婦の親族や式場スタッフに確認しましょう。
受付係だけで判断せず、すぐに責任者(親族や会場キャプテンなど)に報告し、指示を仰ぐのが正解です。ゲストをお待たせする場合は「ただいま確認いたしますので、少々お待ちいただけますでしょうか」と丁寧にお伝えしましょう。こうしたトラブルは稀に起こり得ますが、受付係が慌てず冷静に関係者へ報告・連携することが、スムーズな解決の鍵となります。
Q3. 遅刻してきたゲストへの対応は?
A. 式場スタッフに案内を引き継ぎましょう。
挙式や披露宴が始まってから到着したゲストがいた場合は、受付係が会場内を案内するのではなく、「式場のスタッフがご案内いたします」と伝え、近くのスタッフに対応を引き継ぎましょう。受付係は受付場所を離れられないため、無理に自分で対応しようとしないことが大切です。
まとめ:受付マナーをマスターして素敵な一日のスタートを!
今回は、結婚式の受付での挨拶やマナーについて、ゲスト側と受付係側の両方の視点から解説しました。
- ゲスト側: 「おめでとうございます」の挨拶と丁寧なご祝儀の渡し方が基本。
- 受付係側: 「ありがとうございます」と笑顔で迎え、スムーズな案内を心がける。
受付は、新郎新婦とゲストの双方が気持ちよく一日をスタートするための大切なステップです。この記事で紹介した流れとポイントを押さえておけば、どんな立場でも自信を持って振る舞えるはずです。
結婚式の準備は、受付以外にも決めることや知っておくべきことが山積みです。以下の記事では、結婚式にまつわる様々なマナーや準備について解説していますので、ぜひ合わせて読んでみてくださいね。




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