結婚式の準備のなかでも、ゲストに一番最初に届くアイテムが「招待状」。その顔ともいえる「封筒」の準備、意外とやることが多くて迷っていませんか?
「宛名書きのマナーが複雑でわからない…」「手作りと印刷サービス、どっちがお得?」「そもそも、いつ頃送るのが正解なの?」など、たくさんの疑問が浮かびますよね。
ご安心ください。この記事では、結婚情報誌の制作に携わってきた元業界人の私が、招待状の封筒に関する基本マナーから、宛名書きのポイント、手作りと外注の比較、おすすめサービスまで、プレ花嫁さんが知りたい情報を網羅的に解説します。
この記事を読めば、マナーで失敗することなく、スムーズに招待状準備を進められますよ。


まずは知っておきたい!結婚式招待状の封筒に関する基本マナー
招待状は、ゲストへの最初のおもてなしです。封筒の選び方や切手、封入の仕方にも、大切なマナーがあります。まずは基本をしっかり押さえておきましょう。
封筒の選び方:白が基本、素材にもこだわって
結婚式の招待状の封筒は、清潔感とフォーマルさの象徴である「白」を選ぶのが最も一般的で間違いのない選択です。白無垢やウェディングドレスの色でもある白は、お祝い事にふさわしい色とされています。
素材は、上質な和紙や、少し厚手の洋紙などがおすすめです。ペラペラなものではなく、しっかりとした厚みのある封筒を選ぶと、受け取ったゲストにも高級感や丁寧な印象を与えられます。
最近では、淡いピンクやクリーム色、ネイビーなど、テーマカラーに合わせた封筒を選ぶカップルも増えていますが、その場合は両家の親御様にも一度相談しておくと安心ですよ。
切手の選び方と貼り方:慶事用切手と風景印の使い分け
招待状に貼る切手は、お祝い事用の「慶事用切手」を使いましょう。郵便局で購入できます。料金不足は大変失礼にあたるので、事前に郵便局で重さを測ってもらい、正確な料金の切手を貼ることが重要です。
また、少しこだわりたいカップルに人気なのが「風景印」です。これは、地域の観光名所などがデザインされた特別な消印で、指定の郵便局で押してもらえます。結婚式を挙げる地域の郵便局や、ふたりの思い出の場所の郵便局で風景印を押してもらうと、素敵な記念になりますよ。
切手を貼る位置は、縦書きの封筒なら左上、横書きの封筒なら右上です。複数枚貼る場合も、縦にきれいに並べて貼りましょう。
封入マナー:本状・返信はがき・付箋の正しい順番と向き
封筒に招待状を入れる際にも、実はマナーがあります。ゲストが封筒を開けたときに、きれいに見えるように順番と向きを揃えましょう。
- 本状(招待状):表紙が上になるように置く
- 付箋(ふせん):祝辞や受付のお願いなど。本状の間に挟む
- 会場地図
- 返信はがき:宛名面が見えるように置く
これらを順番に重ね、封筒の宛名面から見て、すべてのアイテムの表面(文字が書いてある面)が見える向きで封入するのが正しいマナーです。
ちなみに、封をするときは両面テープやテープのりがおすすめです。液体のりだと封筒がシワになってしまう可能性があるので、避けた方が無難ですよ。
失礼にならない!招待状の封筒【宛名書き】完全マニュアル
招待状の準備で最も神経を使うのが「宛名書き」ではないでしょうか。ここでは、相手別に失敗しない書き方のポイントを解説します。
表面(宛名)の書き方:個人・夫婦連名・家族宛のパターン別解説
宛名は毛筆や筆ペン、万年筆を使い、楷書で丁寧に書くのが基本です。ボールペンはカジュアルな印象を与えるため避けましょう。
【基本のポイント】
- 敬称:一般的には「様」を使います。恩師などには「先生」でもOKです。
- 住所:都道府県から書き、マンション名なども省略せずに記載します。
- 名前:住所より少し大きめの文字で中央に書きます。
【パターン別解説】
| 招待する相手 | 宛名の書き方例 |
| :— | :— |
| 個人 | 山田 太郎 様 |
| 夫婦(連名) | 山田 太郎 様
花子 様 |
| 家族(子ども含む) | 山田 太郎 様
花子 様
一郎 くん
咲子 ちゃん |
| 会社の上司 | 株式会社〇〇
営業部 部長 山田 太郎 様 |
夫婦連名の場合は、世帯主を右側に書き、パートナーの名前をその左に書きます。お子様の名前を入れる場合は、「くん」「ちゃん」を使いましょう。
裏面(差出人)の書き方:新郎新婦の連名が基本
差出人は、結婚式を主催する人の名前を書きます。一般的には新郎新婦の連名で、入籍済みでも旧姓で出すのがマナーです。
- 新郎の名前・住所を右側に
- 新婦の名前・住所を左側に
並べて書きます。住所は代表して新郎側(または新居)のものを記載し、名前だけ連名にする形でも問題ありません。
親が主催者となる場合は、親の名前で差出人を記載します。誰の名前で出すかは、両家で事前に話し合っておきましょう。
手書きと印刷、どっちを選ぶ?それぞれの注意点
宛名書きは、手書きが最も丁寧とされていますが、最近では印刷するカップルも非常に多いです。
- 手書き:心がこもっている印象を与えますが、時間と手間がかかります。書き間違えた場合のために、予備の封筒を多めに用意しておくと安心です。
- 印刷:時間と手間を大幅に削減できます。ただし、PCのフォントによっては少し味気ない印象になることも。温かみのある毛筆フォントを選ぶなどの工夫をすると良いでしょう。
親族や上司など、目上の方には手書き、友人には印刷、と送り分けるのも一つの方法です。
ちなみに、宛名リストの漢字が旧字体だったり、間違っていたりするのは大変失礼にあたります。最終チェックはふたりでダブルチェックするようにしてくださいね。
手作り vs 印刷サービス!費用と手間を徹底比較
招待状の準備方法は、大きく分けて「手作り」と「印刷サービスに頼む」の2つがあります。それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
【手作り派】のメリット・デメリット
メリット:
- 費用を抑えられる
- デザインの自由度が高い
- ふたりだけのオリジナル感が出せる
デメリット:
- 時間と手間がかかる
- クオリティを保つのが難しい(印刷ミスなど)
- 材料集めが大変
最近は、おしゃれなデザインのペーパーアイテムキットも多く販売されているので、一からデザインするのが苦手な方でも挑戦しやすくなっています。
【印刷サービス派】のメリット・デメリット
メリット:
- プロ品質で仕上がりがきれい
- 時間と手間を大幅に節約できる
- デザインの種類が豊富
デメリット:
- 手作りに比べて費用がかかる
- デザインの自由度はキットに依存する
結婚式場と提携しているサービスもあれば、ピアリー(PIARY)やハッピーリーフといった専門の通販サイトもあります。特に外部の通販サイトは、式場提携よりも安く、おしゃれなデザインが多い傾向にあります。
費用はどれくらい違う?1部あたりの相場を比較
手作りと印刷サービスで、費用はどのくらい変わるのでしょうか。一般的な1部あたりの相場を比較してみました。

手作りキットが最も安く、式場提携サービスが最も高くなる傾向があります。外部の印刷サービスはその中間くらいですね。宛名印刷をオプションで付けるかどうかでも料金は変わってきます。
ちなみに、どちらの方法を選ぶにしても、まずはサンプルを取り寄せて紙質や印刷のクオリティを自分の目で確かめてから決めるのが後悔しないコツですよ。
招待状はいつ送る?発送時期と準備スケジュール
招待状は、ゲストの都合を考えて、早すぎず遅すぎず、適切なタイミングで送ることが大切です。
発送は「結婚式の2〜3ヶ月前」が鉄則
一般的に、招待状の発送は結婚式の2〜3ヶ月前がベストタイミングとされています。ゲストが予定を調整しやすく、返信にも余裕を持ってもらえる期間です。
発送が早すぎるとゲストが忘れてしまう可能性がありますし、遅すぎるとすでに来られない予定が入っているかもしれません。大安や友引など、お日柄の良い日に発送するカップルが多いですよ。
返信の期日は、発送から約1ヶ月後に設定するのが一般的です。
逆算して考えよう!準備から発送までの4ステップ
発送日から逆算して、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
- 【4ヶ月前】ゲストリストの作成・確定 招待状を送る相手をリストアップします。住所や氏名の漢字に間違いがないか、この段階でしっかり確認しておきましょう。
- 【3〜4ヶ月前】招待状のデザイン決定・発注or材料購入 印刷サービスに頼む場合は、この時期にデザインを決めて発注します。手作りする場合も、材料の購入を始めましょう。
- 【3ヶ月前】宛名書き・封入作業 招待状が手元に届いたら、宛名書きと封入作業を行います。思った以上に時間がかかる作業なので、ふたりで協力して進めましょう。
- 【2〜3ヶ月前】発送! 郵便局の窓口へ持って行き、料金を確認してもらってから発送します。ポスト投函だと料金不足や雨濡れのリスクがあるので、窓口からの発送が安心です。
ちなみに、主賓や乾杯の挨拶、受付などをお願いするゲストには、招待状を送る前に直接会うか電話で依頼をしておくのがマナーです。
まとめ:マナーを守って、ふたりらしい招待状をゲストに届けよう
今回は、結婚式招待状の封筒に関するマナーや準備のポイントについて解説しました。
- 基本マナー:封筒は白、切手は慶事用、封入の順番にも気を配る
- 宛名書き:相手に失礼のないよう、敬称や連名のルールを守る
- 準備方法:手作りと印刷サービス、それぞれのメリット・デメリットを理解して選ぶ
- 発送時期:結婚式の2〜3ヶ月前にゲストの手元に届くように準備する
招待状は、ゲストが結婚式への期待感を膨らませるための大切なアイテムです。マナーをしっかり守りつつ、ふたりらしい心のこもった招待状で、大切なゲストをお迎えする準備を始めてくださいね。
招待状の準備がひと段落したら、次は結婚式全体の具体的な打ち合わせが始まります。準備の進め方に不安がある方は、プロに相談してみるのもおすすめですよ。



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