ご婚約おめでとうございます!
これから結婚式の準備が本格化する中で、ご両親から「結納はするの?」と聞かれて、「え、結納って何するの…?」と戸惑っているプレ花嫁さんも多いのではないでしょうか。
実は私も、この業界で仕事をするまでは「結納」と聞いても、なんだか堅苦しくて難しそう…というイメージしかありませんでした。
でも、安心してください。この記事では、そんなプレ花嫁さんのために、結納の準備から当日の流れ、気になる費用まで、元業界人の視点で一つひとつ丁寧に解説していきます。
これを読めば、結納の基本がしっかり分かって、安心して準備を進められますよ。

そもそも結納とは?顔合わせ食事会との違い
まずはじめに、「結納」がどのような儀式なのか、よく比較される「顔合わせ食事会」との違いから見ていきましょう。
結納は「婚約を正式に調える儀式」
結納とは、二人の婚約を正式なものとして調え、両家が親族となる約束を交わすための伝統的な儀式です。
男性側の家族から女性側の家族へ「結納品」や「結納金」を納めることで、婚約を公のものとします。古くからのしきたりや作法に則って進められるため、格式高い雰囲気が特徴です。
顔合わせ食事会は「両家の親睦を深める会」
一方、顔合わせ食事会は、両家の家族が初めて集まり、親睦を深めることを目的とした食事会です。
結納のような決まった儀式はなく、和やかな雰囲気の中で食事をしながらお互いの家族を紹介し合います。婚約記念品の交換などを行うこともありますが、基本的には自由なスタイルで進められるのが特徴です。
| 項目 | 結納 | 顔合わせ食事会 |
|---|---|---|
| 目的 | 婚約を正式に調える儀式 | 両家の親睦を深める |
| 内容 | 結納品・結納金の受け渡し | 食事をしながら家族紹介 |
| 雰囲気 | 厳かで格式高い | 和やかでカジュアル |
| 服装 | 振袖、フォーマルスーツなど | セミフォーマル、ワンピースなど |
| 費用 | 結納金+食事代など | 食事代がメイン |
最近のトレンドは?結納はするべき?
「結婚マーケット調査2025(リクルートブライダル総研)」によると、何らかの形で結納を実施したカップルは26.5%。一方で、両家の顔合わせ食事会のみ実施したカップルは87%にものぼります。
このデータからも分かるように、現代では結多は行わず、顔合わせ食事会で婚約の節目とすることが圧倒的多数です。
とはいえ、結納は家と家との結びつきを大切にする日本の伝統的な儀式。ご両親や地域の慣習によっては、結納を重んじる場合もあります。
一番大切なのは、お二人と両家が納得できる形を選ぶことです。まずは「なぜ結納をしたいのか」「どんな形を望んでいるのか」を、お互いの両親にしっかりヒアリングすることから始めましょう。
ちなみに、結納や顔合わせも結婚準備の大切なステップですが、結婚式全体でどれくらいの費用がかかるか把握しておくことも重要です。全体の予算感がわかると、結納にかける費用の判断もしやすくなりますよ。

【2026年版】結納の2つのスタイル「正式結納」と「略式結納」
一言で「結納」といっても、実は大きく2つのスタイルがあります。それぞれの特徴を知って、自分たちに合う形を選びましょう。
格式を重んじる「正式結納」
正式結納は、古くからのしきたりに則って行われる最も格式高いスタイルです。仲人(なこうど)が両家の間を行き来し、結納品の受け渡しを行うのが特徴です。
- 仲人が必要
- 両家は顔を合わせない
- 時間と手間がかかる
現代では仲人を立てることが少なくなったため、正式結納を行うカップルはごく少数です。
現代の主流「略式結納」
略式結納は、仲人を立てずに両家が料亭やホテル、レストランなどの会場に集まって結納品を取り交わすスタイルです。
- 仲人は不要
- 両家が一堂に会する
- 結納後に会食をするのが一般的
儀式の進行は両家の父親、または男性本人が行うことが多く、現在の結納ではこの略式結納が主流となっています。会場の下見や予約、結納品の準備など、カップルが主体となって進めるケースがほとんどです。
私の場合は「顔合わせ食事会」のみでした
参考までに、私の体験談をお話ししますね。 私の場合は、お互いの両親とも相談し、形式的な結納は行わず、両家の顔合わせを兼ねた食事会を開きました。
儀式的な堅苦しさよりも、美味しい食事を囲みながら和やかな雰囲気で両家の親睦を深めることを優先した形です。当日は婚約指輪をお披露目して、記念撮影をしました。
このように、結納という形式にこだわらず、自分たちらしい方法を選ぶカップルが今はとても多いので、安心してくださいね。
結納の準備は何から始める?3つのステップ
結納を行うことが決まったら、何から手をつければいいのでしょうか。ここでは、準備を3つのステップに分けて解説します。
ステップ1:両家の意向を確認し、日程・場所を決める
まずは両家の意向をすり合わせることが最重要です。
- 結納のスタイル:正式結納か、略式結納か
- 日時:両家の都合が良い日(挙式の3〜6ヶ月前が目安)
- 場所:女性側の実家、またはホテルや料亭など
- 費用負担:誰が何を支払うか(例:会場代は両家で折半など)
特に場所については、昔は女性側の実家で行うのが一般的でしたが、最近では準備の負担が少ないホテルや料亭の「結納プラン」を利用するケースが増えています。情報誌の取材で伺った会場では、進行役をスタッフが務めてくれるプランもあり、とても心強いと感じました。
ステップ2:結納品・結納金・婚約記念品を準備する
結納のメインとなる品々を準備します。
- 結納品:縁起物を揃えたセット。9品目が正式ですが、最近は7品目・5品目などのコンパクトなセット(相場3万〜20万円)も人気です。百貨店や結納品専門店で購入できます。
- 結納金:男性側から女性側へ贈るお金。「御帯料(おんおびりょう)」とも呼ばれます。相場は後ほど詳しく解説します。
- 婚約記念品:婚約の証としてお互いに贈り合う品物。一般的には男性から女性へは婚約指輪、女性から男性へは腕時計やスーツなどが選ばれます。
結納品は地域によってしきたりが異なる場合があるので、ご両親に確認しながら進めると安心ですよ。

ステップ3:当日の服装や参加者を決める
最後に、当日の詳細を詰めていきます。
- 服装:両家の「格」を合わせることが大切です。女性は振袖やフォーマルなワンピース、男性はブラックスーツやダークスーツが一般的です。
- 参加者:基本的には本人と両親ですが、兄弟姉妹や祖父母が参加することもあります。事前に誰が出席するのか両家で共有しておきましょう。
服装で迷ったら、両家のお母様同士で事前に相談しておくと、当日の雰囲気がちぐはぐにならずスムーズですよ。
当日はどう進む?結納の一般的な流れ(所要時間1〜2時間)
準備が整ったら、いよいよ結納当日です。略式結納の一般的な流れをご紹介します。全体の所要時間は食事会を含めずに1〜2時間程度が目安です。
①始まりの挨拶
男性側の父親(または男性本人)が進行役となり、挨拶をして儀式を始めます。
②結納品・目録の交換
男性側から女性側へ、結納品と内容を記した「目録(もくろく)」を渡します。女性側は内容を確認し、「受書(うけしょ)」という受領書を渡します。
③結納金の授受と婚約記念品の披露
結納品と同様に、結納金(御帯料)を男性側から女性側へ渡します。女性側からは、結納金の半額程度の「結納返し(御袴料)」を渡すのが一般的ですが、最近では省略したり、新生活の資金に充てたりするケースも増えています。
その後、婚約指輪などの婚約記念品をお披露目します。

④締めの挨拶と記念撮影
両家の父親が挨拶をし、儀式は滞りなく結びとなります。この後、記念撮影をし、祝宴(食事会)に移るのが一般的な流れです。
ちなみに、当日の口上(挨拶のセリフ)は決まった言い回しがあります。ホテルや専門店の結納プランなら、台本を用意してくれることも多いので、不安な方は相談してみると良いでしょう。
気になる結納の費用相場は?
結納で一番気になるのがお金のことかもしれません。ここでは、主な費用の相場をご紹介します。
結納金の相場は「100万円」が最多
結納金の金額に決まりはありませんが、100万円などキリの良い数字が選ばれることが多いです。
「結婚マーケット調査2025(リクルートブライダル総研)」によると、結納金の相場は約100万円前後(※参考:2024年ゼクシィ調査首都圏より109.1万円)。金額帯で見ると、100万〜150万円未満が51.3%と半数を占めています。

出典:結婚マーケット調査2025(リクルートブライダル総研)
ただし、これはあくまで相場です。両家の考え方や経済状況によって金額は変わりますので、両親とよく相談して決めましょう。
結納品の相場は3万〜20万円
結納品は、品目の数や質によって価格が大きく変わります。
- 9品目セット:10万〜20万円程度
- 7品目・5品目セット:3万〜10万円程度
最近では、儀式後に飾っておけるようなコンパクトでモダンなデザインの結納品も増えています。
会場・食事代の相場は5万〜15万円
ホテルや料亭で結納を行う場合、会場費と食事代がかかります。参加人数にもよりますが、6名(本人+両家両親)で5万〜15万円程度が相場です。
お祝いの席なので、少し奮発して個室のある料亭やレストランを選ぶと、周りを気にせずゆっくりと過ごせますよ。
ちなみに、これらの費用を誰が負担するかに決まりはありません。「会場代は両家で折半」「男性側がすべて負担し、女性側は結納返しで調整する」など、事前に両家で話し合っておくことがトラブルを防ぐポイントです。
まとめ:結納は両家の絆を深める第一歩
今回は、結納で何をするのか、準備から当日の流れ、費用までを解説しました。
- 結納は婚約を正式に調える伝統的な儀式
- 現代では形式を簡略化した「略式結納」が主流
- 準備は「両家の意向確認」から始めるのが最重要
- 当日の流れや費用相場を把握しておけば安心
結納と聞くと難しく感じてしまうかもしれませんが、一番大切なのは、お二人の結婚を両家で祝福し、これから親族となる絆を深めることです。
この記事を参考に、ぜひお二人とご両家にとってベストな形を見つけてくださいね。
結納のことがわかったら、次は結婚式場探しや指輪選びなど、具体的な準備が気になってくる頃ではないでしょうか。当ブログでは、結婚準備のステップごとに役立つ情報をたくさん発信しているので、ぜひ他の記事もチェックしてみてください。


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