会費制結婚式の招待状。「会費のことやご祝儀辞退、どう書けば失礼にならないかな…」とペンが止まっていませんか?
ゲストの負担を軽くしたい、という優しい気持ちで会費制を選んだのに、伝え方一つで誤解されたら悲しいですよね。
ご安心ください。この記事では、結婚情報メディアで数多くの事例を見てきた元業界人の私が、失礼なくスマートに伝わる会費制結婚式の招待状の書き方を、そのまま使える文例付きで徹底解説します。
この記事を読めば、あなたの誠実な気持ちがゲストにしっかり伝わる、素敵な招待状が作れますよ。
まずは基本!会費制結婚式の招待状で必ず押さえるべき3つのポイント

会費制結婚式の招待状は、ご祝儀制とは少し違う配慮が必要です。ゲストを迷わせないために、絶対に外せない3つの基本ポイントを押さえましょう。
ポイント1:会費制であることを明確に記載する
最も大切なのが、「このパーティーは会費制です」とハッキリ伝えることです。ゲストが「ご祝儀は必要?会費だけでいいの?」と迷わないよう、分かりやすく記載しましょう。
本文の結びや、日時・場所などを記載する付記に、以下のように記載するのが一般的です。
【記載例】 「誠に勝手ながら 当日は会費制とさせていただきます」 「会費のみでご参加いただけますので どうぞお気軽にお越しください」
ポイント2:「ご祝儀辞退」の旨を丁寧に伝える
会費制であることを伝えると同時に、「ご祝儀は必要ありません」という意思表示も不可欠です。この一言がないと、ゲストは「会費とは別にご祝儀も用意すべき?」と悩んでしまいます。
「お祝いを辞退するのは失礼かも…」と心配になるかもしれませんが、ゲストを混乱させないための大切なマナーです。
【記載例】 「当日は会費制とさせていただきましたので ご祝儀などのお心遣いはなさいませんようお願い申し上げます」 「皆様には会費のみご用意いただき ご祝儀をいただくことなく 楽しんでいただけましたら幸いです」
「ご遠慮ください」よりも「お心遣いはなさいませんよう」といった、より丁寧な表現を選ぶと、相手への配慮が伝わります。
ポイント3:パーティの雰囲気に合わせた文面を選ぶ
会費制の結婚式は、友人中心のカジュアルな1.5次会から、親族や上司も招くフォーマルな披露宴まで様々です。招待するゲストの顔ぶれや、パーティの雰囲気に合わせて文面のトーンを調整しましょう。
- フォーマルな場合:「謹啓」「敬具」などの頭語・結語を使い、格調高い言葉遣いを心がける。
- カジュアルな場合:頭語・結語を省き、親しみやすい言葉で二人からのメッセージを伝える。
どちらの場合でも、ゲストへの感謝と「お祝いしてほしい」という素直な気持ちを伝えることが大切です。
会費制を含め、結婚式全体の費用について詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてくださいね。

【そのまま使える】相手別・会費制結婚式の招待状文例集

ここからは、具体的な文例を3つのパターンに分けてご紹介します。ご自身のパーティのスタイルに合わせて、アレンジして使ってみてください。
友人中心のカジュアルなパーティ向け文例
親しい友人たちがメインの、立食やビュッフェ形式のパーティにぴったりのカジュアルな文例です。
【文例】
このたび 私たちは結婚し 新しい人生をスタートすることになりました つきましては 日頃お世話になっている皆様に感謝の気持ちを込めて ささやかながらウェディングパーティを催したく存じます
ご多用中とは存じますが ぜひご参加くださいますようご案内申し上げます
なお 当日は会費制とさせていただきました 皆様にお会いできることを心より楽しみにしております
【付記の書き方例】 誠に勝手ながら 当日は会費制とさせていただきます 会費:男性 15,000円 女性 15,000円 皆様に楽しんでいただくことが何よりのお祝いですので ご祝儀などのお心遣いはどうかご放念ください
親族や上司も招くフォーマルなパーティ向け文例
ご祝儀制の披露宴に近い、着席フルコース形式のフォーマルなパーティ向けの文例です。丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
【文例】
謹啓 〇〇の候 皆様におかれましては ますますご清祥のこととお慶び申し上げます このたび 私たちは結婚式を挙げることになりました つきましては 日頃よりお世話になっております皆様に ささやかな披露パーティを催したく存じます
ご多用のこととは存じますが ご出席を賜りますよう 謹んでご案内申し上げます 敬具
令和〇年〇月吉日 [新郎氏名] [新婦氏名]
【付記の書き方例】 誠に恐縮ながら 当日は会費制とさせていただきました 会費:お一人様 20,000円 なお 当日は皆様と気兼ねなく楽しい時間を過ごしたく ご祝儀などのお心遣いはなさいませんよう 何卒お願い申し上げます
1.5次会(海外挙式後など)向けの文例
海外やリゾートで親族のみの挙式を済ませ、後日友人たちへのお披露目として開催する1.5次会向けの文例です。挙式の報告も兼ねるのがポイントです。
【文例】
このたび 私たちは 〇月〇日に[挙式場所]にて結婚式を挙げました つきましては 日頃お世話になっている皆様へ 結婚のご報告と感謝の気持ちをお伝えしたく ささやかながらウェディングパーティを催すことになりました
お忙しいところ恐縮ですが ぜひお越しいただけると嬉しいです
なお パーティは会費制とさせていただきました 当日は堅苦しいことは抜きにして 皆様と楽しい時間を過ごせたらと思っています
【付記の書き方例】 ささやかながら会費制のパーティとさせていただきました 会費:15,000円 ご祝儀などのお心遣いはいただきませんので どうぞ手ぶらでいらしてくださいね
招待状全体の基本的なマナーや作り方については、こちらの記事で網羅的に解説しています。

これは避けたい!会費制招待状のNG文面と注意点

良かれと思って書いた一言が、かえってゲストを困惑させてしまうことも。ここでは、会費制招待状でやりがちなNG例と注意点を解説します。
NG例1:「ご祝儀はご遠慮ください」だけの表記
「ご祝儀はご遠慮ください」という言葉だけだと、「本当に受け取らないの?」「念のため持っていくべき?」とゲストを悩ませてしまいます。
「会費制とさせていただきましたので」という理由を必ず添え、「お心遣いはなさいませんよう」ときっぱり辞退の意思を伝えることが、かえって親切です。
NG例2:会費の理由を長々と説明しすぎる
「皆様にご負担をかけたくないという思いから…」「新生活にお金をかけたいので…」など、会費制にした理由を詳しく書きすぎるのは避けましょう。
ゲストによっては「言い訳がましい」「お金の話ばかりで不快」と感じてしまう可能性も。理由は書かず、シンプルに「会費制とさせていただきました」と伝えるのがスマートです。
NG例3:WEB招待状の場合の注意点
最近増えているWEB招待状でも、基本的なマナーは紙の招待状と同じです。
特に注意したいのが、会費の案内です。出欠登録のページだけでなく、招待状のトップページにも会費制であることやご祝儀辞退の旨を明記しましょう。ゲストが見落とさないよう、分かりやすい場所に記載するのが親切です。
招待状を送るタイミングも重要です。発送が遅れてゲストを困らせないよう、準備スケジュールもしっかり確認しておきましょう。

会費制招待状に関するQ&A
最後に、プレ花嫁さんからよく寄せられる質問にお答えします。
Q. 差出人は誰の名前にするべき?
A. パーティの形式によって使い分けましょう。
- カジュアルな1.5次会や友人中心のパーティ:新郎新婦の連名が一般的です。
- 親族や上司も招くフォーマルなパーティ:両家の親の名前、または新郎新婦と親の連名にすると、より丁寧な印象になります。
どちらの場合でも、両家の親には事前に相談しておくと安心です。
Q. 招待状にドレスコードは書いた方がいい?
A. はい、書いた方が親切です。
会費制パーティは雰囲気が多様なため、ゲストは服装に迷いがちです。「どんな服で行けばいいの?」と悩ませないよう、ドレスコードを明記してあげましょう。
【ドレスコードの記載例】 「当日は平服でお越しください」 「ぜひ〇〇(テーマカラーなど)を取り入れた服装でお越しください」 「スマートカジュアルでお越しください」
Q. 会費の支払い方法はどう案内する?
A. 当日、受付で現金で支払ってもらうのが一般的です。
招待状には「会費は当日受付にて申し受けます」のように記載しておくとスムーズです。事前振込はゲストの手間になるため、特別な理由がなければ当日払いが最もシンプルで分かりやすいでしょう。
親族への招待状は特に気を遣うポイントが多いですよね。差出人の決め方など、親族向けに特化したマナーはこちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ:心のこもった招待状で素敵な一日を迎えよう
今回は、会費制結婚式の招待状について、基本マナーから具体的な文例まで解説しました。
【会費制招待状の3つの重要ポイント】
- 会費制であることを明確に記載する
- ご祝儀辞退の旨を丁寧に伝える
- パーティの雰囲気に合わせた文面を選ぶ
一番大切なのは、「ゲストに心から楽しんでほしい」というお二人の気持ちです。その気持ちが伝わるよう、丁寧で分かりやすい言葉を選び、素敵な招待状を作成してくださいね。
招待状の文面について、より網羅的な情報を知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。

心のこもった招待状で、大切なゲストと過ごす最高の一日を迎えられますように。


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