【元業界人が解説】バウ・リニューアルとは?費用や場所、おすすめの祝い方

目次

はじめに:ジャンポケ太田夫妻で話題の「バウ・リニューアル」とは?

先日、お笑いトリオ「ジャングルポケット」の太田博久さんとタレントの近藤千尋さんご夫妻が、結婚8周年を記念して「バウ・リニューアル」を行ったことがSNSやメディアで大きな話題となりました。

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テレビでもおなじみの、誰もが憧れるおしどり夫婦が、改めてタキシードとウェディングドレスに身を包み、チャペルで誓いを立てる姿。 「素敵だな」と感じる一方で、「結婚式でもないのに少し大げさかも?」「芸能人だからできる特別なイベントでしょ?」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

こんにちは。ウェディング業界で10年以上、営業担当として多くのご夫婦の門出をお手伝いしてきた経験を持つ、メディアライターの佐藤です。 実はこの「バウ・リニューアル」、決して特別なものではなく、どんなご夫婦でも、おふたりらしい形で実現できる、とても素敵なセレモニーなのです。

この記事では、私の業界経験も交えながら、バウ・リニューアルの本当の意味や魅力、そして具体的な方法まで、どこよりも詳しく解説していきます。 「最近、夫婦の会話が減ったな」「結婚記念日、いつもと同じでマンネリ気味…」そんな風に感じている方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。

そもそも「バウ・リニューアル(Vow Renewal)」とは?

バウ・リニューアル(Vow Renewal)とは、直訳すると「誓いの更新」。 その名の通り、結婚式で交わした愛の誓いを、夫婦として共に歩んできた月日を経て、もう一度お互いに伝え合うセレモニーのことです。

欧米では古くからある文化で、結婚5周年や10周年といった節目に、夫婦の絆を再確認し、家族や親しい友人の前で改めて愛を誓うイベントとして定着しています。

結婚式との違いは?

私が現場にいた頃、お客様から「結婚式と何が違うの?」とよく質問されました。一番の違いは、その自由度の高さです。

項目結婚式バウ・リニューアル
法的効力婚姻届の提出により発生なし(あくまでセレモニー)
ゲスト親族、友人、会社関係者など多数家族のみ、親しい友人数名、夫婦2人だけなど自由
場所結婚式場、神社、教会などチャペル、レストラン、思い出の場所、自宅など自由
服装ウェディングドレス、タキシードが一般的ドレス・タキシードのほか、ワンピースやセットアップなど自由
内容挙式・披露宴など形式がある程度決まっている誓いの言葉、指輪の交換、手紙の朗読など、内容は完全に自由

結婚式のように大規模な披露宴が必須ではなく、ご祝儀などもありません。あくまで主役である夫婦が「これまでありがとう、これからもよろしくね」と伝え合うことが目的。だからこそ、形式にとらわれず、おふたりらしいスタイルで実施できるのが最大の魅力です。

なぜ今、バウ・リニューアルが日本で注目されているのか?

私がこの業界に入った10年以上前は、バウ・リニューアルといえばハワイなど海外リゾートで、ごく一部の方が行うイメージでした。しかし近年、日本国内でも実施するご夫婦が着実に増えています。その背景には、いくつかの理由があると感じています。

1. 夫婦のあり方の多様化

ひと昔前と比べ、「夫婦の形」は本当に多様になりました。結婚記念日を大切にし、夫婦としてのパートナーシップを定期的に見直す、そんな価値観が広がってきたことが大きな要因でしょう。

2. 「ナシ婚」だったご夫婦の新しい選択肢

コロナ禍の影響はもちろん、様々な事情で「結婚式を挙げなかった」というご夫婦は少なくありません。 「やっぱりドレスを着てみたかった」「親に晴れ姿を見せたかった」 そんな心残りを、結婚式よりもずっと気軽に、でも感動的に叶えられるのがバウ・リニューアルです。お子様と一緒に、家族の新しいセレモニーとして行う方も増えています。

3. SNSによる認知度の向上

冒頭の近藤千尋さんご夫妻のように、影響力のある著名人が発信することで、「こんな素敵な文化があるんだ!」と一気に認知度が上がりました。 押切もえさんご夫妻や、海外ではデビッド・ベッカムさんご夫妻など、多くの有名人がバウ・リニューアルを行っており、憧れの対象にもなっています。

どんな夫婦におすすめ?バウ・リニューアルの最適なタイミング

「うちは、どんなタイミングでやるのがいいんだろう?」 私が営業担当としてご相談を受ける際、必ずお伝えしていたのは「おふたりが『やりたい』と思った時が最高のタイミングですよ」ということです。 その上で、特におすすめのタイミングをいくつかご紹介します。

1. 結婚記念日の節目に(5周年、10周年など)

最もポピュラーなのが、結婚5周年(木婚式)10周年(錫婚式)といった節目の年です。 記念日ディナーや旅行も素敵ですが、そこに「誓いを交わす」というエッセンスを加えるだけで、忘れられない特別な一日になります。

ちなみに、ジャンポケ太田さんご夫妻は8周年。末広がりの「八」で、とても縁起が良いですね。このように、数字の語呂合わせや、おふたりだけの記念日に合わせて計画するのも素敵です。

【ご参考:主な結婚記念日の名称】 | 周年 | 名称 | | :— | :— | | 1周年 | 紙婚式 | | 5周年 | 木婚式 | | 10周年 | 錫(すず)婚式 | | 15周年 | 水晶婚式 | | 20周年 | 磁器婚式 | | 25周年 | 銀婚式 | | 30周年 | 真珠婚式 | | 50周年 | 金婚式 | | 60周年 | ダイヤモンド婚式 |

2. 家族の新しいスタートとして(お子様の誕生後など)

お子様が生まれ、家族の形が変わったタイミングも非常におすすめです。 「パパとママは、こんな風にお互いを大切に想っているんだよ」 その姿をお子様に見せることは、何より素晴らしい「家族の記憶」になります。

お子様にリングボーイ・ガールならぬ「リングベアラー」をお願いしたり、家族みんなで手を重ねて誓いを立てたり。結婚式の時とはまた違う、温かくて感動的なセレモニーが実現できます。

3. 夫婦で大きな困難を乗り越えた証として

これは私が現場で見てきた中で、特に感動的だったケースです。 例えば、どちらかが大きな病気を乗り越えた後、仕事での大きな危機を夫婦で支え合った後など…。「あの時は大変だったけど、2人で乗り越えられて本当に良かった」そんな感謝と絆を形にするためのバウ・リニューアルは、これからの人生を歩む上での大きな力になります。

具体的にどうやるの?場所・費用・内容を徹底ガイド

「興味は湧いてきたけど、具体的にどうすればいいの?」 ここからは、元業界人の視点から、具体的な進め方やアイデアをご紹介します。

どこでできる?【場所の選び方】

バウ・リニューアルには決まった場所はありません。おふたりの希望に合わせて選べます。

  • 結婚式場・専門式場のチャペル 本格的な雰囲気を味わいたいなら、やはりチャペルがおすすめです。多くの結婚式場が、平日やオフシーズン限定で「バウ・リニューアルプラン」を用意しています。結婚式を挙げた思い出の式場に問い合わせてみるのも良いでしょう。
  • 国内・海外リゾート 沖縄やハワイ、グアムなどのリゾート地では、旅行とセットになったプランが豊富です。美しいロケーションで、非日常感を満喫しながら誓いを立てる時間は、最高の思い出になること間違いありません。
  • レストラン 個室のあるレストランを貸し切って、親しい家族や友人と食事を楽しみながら、その中でセレモニーを行うスタイルも人気です。
  • 思い出の場所・自宅 プロポーズされた場所や、初めてデートした公園など、おふたりにとっての特別な場所で行うのもロマンチックです。さらに、自宅のリビングを飾り付けて、アットホームな雰囲気で行う「おうちバウ・リニューアル」も素敵ですよ。

いくらかかる?【費用の目安】

費用は、場所や内容によって大きく変動しますが、一般的な結婚式よりはかなり抑えられます。

  • セレモニーのみ(夫婦2人):5万円~15万円程度 チャペル使用料、衣装レンタル、簡単な写真撮影などが含まれることが多いです。
  • セレモニー+写真撮影:10万円~25万円程度 フォトウェディングに近いイメージです。ロケーション撮影などを加えると費用が上がります。
  • セレモニー+食事会(家族など少人数):15万円~40万円程度 参加人数や食事のコース内容によって変動します。

【元業界人からの節約ワンポイント】 費用を抑えたい場合、衣装はレンタルではなく、手持ちのワンピースやスーツにする、写真はプロに頼まず友人にお願いする、といった工夫で大きく変わります。まずは「何にお金をかけたいか」を夫婦で話し合うことが大切です。

何をするの?【おすすめプログラム】

内容は完全に自由!おふたりらしさを詰め込みましょう。

  • 誓いの言葉の朗読 結婚式の時のような定型文ではなく、ご自身の言葉で感謝や未来への想いを伝えます。
  • 指輪の交換・プレゼント 結婚指輪を改めて交換したり、記念のアクセサリー(エタニティリングなど)を贈ったりするのも人気です。
  • 手紙の交換 普段は照れくさくて言えない気持ちを、手紙にして読み合うのは最も感動的な演出の一つです。
  • 結婚証明書へのサイン 新しくバウ・リニューアル用の証明書を用意し、お子様にも証人としてサインしてもらうのも良い記念になります。
  • 思い出のムービー上映 結婚式からの数年間の写真や動画をまとめたムービーを、家族みんなで見るのもおすすめです。

もっと気軽に!「カジュアル・バウリニューアル」のススメ

「チャペルでドレスは、やっぱり少しハードルが高いかも…」 そう感じる方もご安心ください。バウ・リニューアルで最も大切なのは、場所や衣装ではなく、「改めてお互いの気持ちを伝え合う」という時間そのものです。

私が個人的に強くおすすめしたいのが、この「カジュアル・バウリニューアル」です。

  • 記念日ディナーで、手紙を交換する 少しだけ特別なレストランを予約し、食事の最後に、お互いに書いてきた手紙を読み合う。これだけでも、立派なバウ・リニューアルです。
  • 結婚式のアルバムやDVDを一緒に見返す 当時の気持ちを思い出しながら、「あの時こうだったね」「これからもよろしくね」と語り合う。初心に帰る、とても良いきっかけになります。
  • 結婚証明書に、今の想いを追記する 結婚式の時にサインした証明書の余白に、5年後、10年後の日付と、今の気持ちを書き加えてみてはいかがでしょうか。夫婦の歴史が刻まれていく、素敵な宝物になります。

大切なのは、夫婦ふたりで意識的に「お互いを想う時間」を作ること。そのきっかけとして、バウ・リニューアルという言葉を使ってみてください。

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まとめ:これからの夫婦生活を、もっと豊かにするために

今回は、話題のバウ・リニューアルについて、元業界人の視点から詳しく解説しました。

結婚してからの道のりは、決して平坦なことばかりではなかったはずです。嬉しいことも、辛いことも、二人三脚で乗り越えてきたからこそ、今のおふたりがいます。 バウ・リニューアルは、そんな夫婦の歴史を讃え、これからの未来に新たな光を灯すセレモニーです。

チャペルで誓う本格的なものでも、自宅で手紙を交換するカジュアルなものでも、形は問いません。 この記事が、おふたりが改めてお互いの大切さを見つめ直し、絆を深めるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。


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「自分たちに合うスタイルが知りたい」「具体的なプランや費用を見てみたい」 そう思ったら、まずはプロに相談してみるのが一番の近道です。 ウェディング専門の相談カウンターなら、バウ・リニューアルの相談も無料でできます。業界にいた頃の経験から、多くのご夫婦の相談に乗ってきましたが、第三者に話すことで自分たちの希望がクリアになる方は本当に多いです。

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プロフィール

2020年に挙式を挙げました。自身の結婚式の体験とブライダル業界8年以上の経験の両面からカップルに役立つ情報をどんどん発信していきます。

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