婚姻届の証人、親に頼むのは普通?

「婚姻届の証人、誰に頼むのが一般的なんだろう…」 「親にお願いしたいけど、失礼のないようにきちんと頼みたい」
一生に一度の大切な婚姻届だからこそ、証人を誰に頼むかは悩みますよね。特にご両親にお願いする場合、どう切り出せばいいか迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、結婚情報メディアで数百組のカップルを見てきた元業界人の私が、婚姻届の証人を親御さんにお願いする際の頼み方やマナー、準備について、わかりやすく解説します。
この記事を読めば、自信を持ってご両親に証人をお願いできるようになり、両家の絆を深めるきっかけになりますよ。
結論:親に頼むカップルが大多数で一般的
結論から言うと、婚姻届の証人を自分たちの親にお願いするカップルが大多数です。
法律上、証人は「成年に達した者2名」であれば誰でもよく、親族という決まりはありません。しかし、多くのカップルが「一番身近で、結婚を心から祝福してくれる存在」として、それぞれの親(新郎側の親1名、新婦側の親1名など)にお願いするケースが一般的です。
実際に「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」によると、婚姻届の証人を頼んだ相手は「自分の親」(76.0%)が最も多く、次いで「相手の親」(74.3%)でした。このデータからも、両家の親にお願いすることがいかにスタンダードであるかがわかります。
なぜ親が選ばれる?その理由とは
多くのカップルが親を証人に選ぶのには、次のような理由があります。
- 結婚を一番に応援してくれている存在だから
- 人生の節目を最初に見届けてほしいから
- 他の人に頼むよりも気兼ねなくお願いできるから
- 両家の絆が深まるきっかけになるから
親に証人をお願いすることは、ただの事務手続きではなく、二人の門出を家族みんなで祝福する素敵なイベントの一つになるのです。
ちなみに、証人は必ずしも両家から1名ずつである必要はありません。例えば、新郎側の両親2名にお願いすることも可能です。誰にお願いするかは、お二人の気持ちを一番に考えて決めてくださいね。
【例文あり】親への証人依頼、失礼のない頼み方とタイミング

証人を親にお願いすると決めたら、次は「いつ、どうやって頼むか」が重要です。ここでは、失礼のない頼み方のマナーとタイミング、そしてそのまま使える例文をご紹介します。
おすすめのタイミングは「両家顔合わせ」や「結婚報告」のとき
証人をお願いするのに最適なタイミングは、結婚の挨拶や両家顔合わせの食事会といった改まった場です。
こうした場でお願いすることで、二人からの真剣な気持ちが伝わり、親御さんも「大切な役目を任された」と嬉しい気持ちになってくれるでしょう。
もし顔合わせの場が難しい場合は、結婚の報告で帰省した際など、できるだけ直接会ってお願いするのが最も丁寧な方法です。
頼み方の基本マナーと伝えるべきこと
いくら親子でも、丁寧な姿勢は大切です。以下のポイントを意識して伝えましょう。
- なぜあなたにお願いしたいのか理由を伝える 「私たちの結婚を一番に応援してくれているお父さん(お母さん)に、最初の証人になってほしくて」といった気持ちを添えると、より喜んでもらえます。
- 何が必要かを具体的に伝える 婚姻届の証人欄への記入(署名、生年月日、住所、本籍)と押印が必要なことを明確に伝えましょう。
- 印鑑について補足する 「印鑑は認印で大丈夫だよ」と一言添えると、親御さんも「実印を用意しなきゃ!」と慌てずに済みます。
状況別・そのまま使える頼み方例文集
対面でお願いする場合(結婚挨拶・顔合わせ)
「お父さん、お母さん。改めて、私たちの結婚を認めてくださり、ありがとうございます。 つきましては、一つ大切なお願いがありまして…。 私たちの婚姻届の証人になっていただけないでしょうか。 二人の門出を、一番近くで見守ってきてくれたお父さん(お母さん)に、ぜひお願いしたいと思っています。」
電話でお願いする場合
「もしもし、お父さん(お母さん)?今、少し時間大丈夫かな? この間話していた婚姻届のことなんだけど、証人の欄をお父さん(お母さん)にお願いしたくて電話しました。 近いうちに婚姻届を送るので、署名と押印をお願いできないかな?」
LINEやメールでお願いする場合
件名:【大切なお願い】婚姻届の証人について
お父さん(お母さん)
結婚の準備、いつも気にかけてくれてありがとう。
今度提出する婚姻届の証人欄に、ぜひお父さん(お母さん)の署名をいただきたく、連絡しました。
私たちの結婚を一番に応援してくれているお父さん(お母さん)に、大切な証人になってもらえたら、私たちもとても心強いです。
近日中に婚姻届を郵送するので、署名と押印をお願いできますでしょうか。 また届いたら連絡します。
いきなりLINEでお願いするのに抵抗がある場合は、「今度、婚姻届のことで大事なお願いがあるから電話してもいい?」とワンクッション置くのがおすすめです。
親に証人を頼む前に!準備するものと注意点

いざ親御さんにお願いする前に、自分たちで準備しておくべきことや、よくある疑問点を解消しておきましょう。
婚姻届の「証人欄」に書いてもらう内容
証人欄に記入してもらう項目は以下の4つです。親御さんにお願いする前に、自分たちが記入する欄(届出人署名押印欄以外)はすべて埋めておくと、親御さんの負担が減りスムーズです。
- 署名:戸籍通りの氏名をフルネームで記入
- 生年月日:和暦(昭和・平成など)で記入
- 住所:住民票に記載されている通りに記入
- 本籍:戸籍謄本に記載されている通りに記入
特に「本籍」は、現住所と違う場合が多いので、事前に親御さんに確認しておくとより丁寧です。
印鑑は実印じゃなくてもOK?シャチハタはNG!
証人の押印に使う印鑑は、認印で問題ありません。高価な実印である必要はないので、安心してください。
ただし、インク浸透印であるシャチハタは公的な書類では使用不可です。必ず朱肉を使うタイプの印鑑で押印してもらうよう、忘れずに伝えましょう。
また、夫婦や親子など、同じ苗字の証人が2名いる場合は、それぞれ別の印鑑を使用する必要があります。同じ印鑑の使い回しはできないので注意してくださいね。
本籍地が分からない…親への確認方法
自分の本籍地が分からない場合、親御さんに確認するのが一番早い方法です。
「婚姻届に書くから、本籍地を教えてくれる?」とストレートに聞けば問題ありません。もし親御さんも正確な地番まで覚えていない場合は、本籍地が記載された住民票を取得して確認することもできます。
結婚準備は、お金のことも含めて考えることがたくさんありますよね。全体の費用感を掴みたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

証人をお願いした親へのお礼は必要?
「証人になってもらったら、何かお礼をした方がいいのかな?」と気になる方もいるかもしれません。
基本的にお礼の品は不要なケースが多い
結論から言うと、親に証人をお願いした場合、改まった「お礼の品」は不要と考えるのが一般的です。
多くの親御さんは、我が子の結婚を心から喜び、証人になることを当然のこととして引き受けてくれます。高価な品物を贈ると、かえって「水臭いよ」と気を遣わせてしまう可能性もあります。
感謝の気持ちを伝えるアイデア
品物は不要でも、感謝の気持ちを伝えることはとても大切です。
- 両家顔合わせの場で、食事代を二人で負担する
- 後日、改めて「ありがとう」の食事会に招待する
- 手紙やメッセージカードを渡す
- 「ありがとう」と直接、心を込めて伝える
特に、婚姻届を提出した後に「無事に受理されたよ!証人になってくれて本当にありがとう!」と報告の連絡を入れると、親御さんも安心し、とても喜んでくれるはずです。
ちなみに、親以外の方に証人をお願いする場合は、3,000円〜5,000円程度の菓子折りや、食事をご馳走するといった形でお礼をするのが一般的です。

婚姻届の証人に関するよくある質問(Q&A)
最後に、親に証人をお願いする際によくある疑問について、Q&A形式でお答えします。
Q. 遠方に住む親にお願いする場合はどうすればいい?
A. 郵送でやり取りするのが一般的です。
その際は、以下のものを同封すると親切で、親御さんも迷わず記入できます。
- 記入済みの婚姻届
- 証人欄の記入例を記したメモ
- 返送用の封筒(切手を貼っておく)
- 感謝の気持ちを伝える手紙
書類だけを送るのではなく、事前に電話で「今から送るね」とお願いの一報を入れてから郵送するのが丁寧な進め方です。
Q. 離婚した親(片親)にお願いしてもいい?
A. もちろん、まったく問題ありません。
証人の条件は「成人2名」であることだけなので、ご両親が離婚されているかどうかは一切関係ありません。例えば、新郎の母と新婦の母、という組み合わせでも大丈夫です。あなたにとって一番大切な方にお願いしましょう。
Q. 証人の署名に不備があったらどうなる?
A. 役所で受理されず、訂正が必要になります。
よくある不備は、「本籍地の記入ミス」や「印鑑の押し忘れ・シャチハタの使用」などです。もし不備が見つかると、証人本人に訂正印を押してもらうか、最悪の場合、すべて書き直して再度署名・押印してもらう必要があります。
提出前に、記入内容に間違いがないか、二人でしっかりダブルチェックすることが何より大切です。
まとめ:心を込めてお願いすれば、親はきっと喜んでくれる
今回は、婚姻届の証人を親御さんにお願いする際の頼み方やマナーについて解説しました。
- 証人は親に頼むのが最も一般的(約75%のカップルが選択)
- 結婚挨拶や顔合わせの場で直接お願いするのがベスト
- 印鑑は認印でOK(シャチハタはNG)、同じ苗字でも別々の印鑑を
- 高価なお礼は不要。感謝の気持ちをしっかり伝えよう
婚姻届の証人をお願いすることは、親御さんにとって、我が子の人生の大きな節目に関わる、非常に喜ばしい出来事です。
少し緊張するかもしれませんが、この記事でご紹介したポイントを押さえ、あなた自身の言葉で「証人になってほしい」と伝えれば、きっと喜んで引き受けてくれるはずです。
迷っているなら、まずは「証人になってほしい」と素直に伝えてみてください。 お二人の新たな門出が、素晴らしいものになるよう心から応援しています!


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