はじめに
親の職業や夫の職場がかたいので、結婚式場も格式ある式場にした方がよさそう
「格式ある結婚式場ってどう探したらいいの?」「そもそも結婚式場に格式があるの?」
と思われている方もいらっしゃると思います。
本記事では、そんな方に向けて結婚式場の格式について解説します。
結論、数ある結婚式場の中にも格式あると言われている結婚式場は存在し、知っている人はどの式場が格式高いと言われているかは大体見当がつきます。
ただ、格式のある式場かどうかを判断するのは難しいです。
なぜならこの式場は格式の有無は、ゼクシィやハナユメなどの情報誌・サイトには書いていないからです。
結婚式場の広告掲載をしている媒体に、「式場の格」のように式場を評価する表現は記載できません。
本記事では、格式があると言われている結婚式場の選び方をご紹介します。
格式ある結婚式とか興味ないと思われている方でも、参考になる情報です。
これから結婚式場を探す全員に、ぜひ読んでいただきたいです。
格式ある結婚式を選ぶ理由
実は、近年の結婚式選びのトレンドとしては、格式を重視して式場を選ぶ方は多くありません。
ゼクシィトレンド調査では、結婚式場の訪問時に「格式・知名度」を選んだカップルは全体の22.1%とその他の項目よりも低くなっています。
では、格式高い結婚式場を選ぶ理由にはどんなものがあるのでしょうか?
新郎新婦や親御さんがかたい職業にお勤めだと、結婚式にも格式を求める傾向があります。
例えば、夫の職業が政治家、医師、地元企業の役員などが当てはまります。
特に、新郎や新郎の親御さんの職業がかたい職場だとそうなる傾向が強いです。
新郎新婦は普通の企業に勤めていても、親御さんの職業によるところがポイントです。
どの式場で結婚式を挙げるのかがステータスになっており、仕事柄、親の同僚にどう見られるか気にするのです。
実際、私が知っている格式高いとされるホテルでの結婚式の医師率は他の式場と比べてダントツでした
「自分は結婚式の格式なんて気にしない」と思われている方でも、このような事情に当てはまる方は今後思わぬところから結婚式場選びにご意見をいただく(口を挟まれる)可能性がありますので注意しておきましょう。
おすすめは式場を選ぶ前にしっかりとご意見を聞いておくことです。
結婚式のことを話せるようなら、「結婚式場でおすすめはありますか?」と率直に聞いてしまうのが最も効果的です。
そうすればおすすめが無いようなら自由に式場選びができますし、おすすめがありそこで結婚式をすることになると式場への口利きをしてもらえたり、結婚式費用を面倒見てもらいやすくなります。
少し下世話なお金の話ですが、実際結婚式のことをしっかりと親御さんと話しておくことは、自分たちの今後の生活にも直結するので大切です。
格式がある結婚式場の条件
では、どの式場が格式高いのでしょうか?
いくつかパターンがあります。
- 古くからある有名式場(運営企業が古い)
- 歴史的な建造物(建物が古い)
- 有名内資ホテル(御三家など)
- 有名外資ホテル
- 神社
古くからある有名式場
結婚式の世界でもヴィトンやグッチのような誰もが知る有名ブランドのようなものがあります。
その一つは「四大式場」と言われる式場です。
具体的には、「ホテル椿山荘東京」「八芳園」「ホテル雅叙園東京」「明治神宮・明治記念館」の4つの式場をまとめて四大式場と呼びます。
こういった式場をはじめとして、古くからある有名式場で親世代も知っているような式場だと、親御さんも安心してくれるでしょう。
歴史的な建造物
古い歴史的な建造物を使って結婚式を行っているところがいくつかあります。
その多くは古くからの社交場であったり、要人をもてなしてきた場所です。
その由緒ある場所で結婚式をあげることがステータスになるため、こういった歴史的な式場は好まれます。
有名外資ホテル
東京のみならず全国に高級外資ホテルは存在していますが、これらもその高級感や海外での歴史から格式高い結婚式と認知されています。
東京では、「パークハイアット東京」「フォーシーズンズホテル椿山荘東京(現・ホテル椿山荘東京)」「ウェスティンホテル東京」の「新御三家」、「マンダリン オリエンタル 東京」「ザ・リッツ・カールトン東京」「ザ・ペニンシュラ東京」の「新々御三家」などをはじめとしてたくさんの外資系ホテルが進出し、都市圏を中心に各エリアに広がっています。
有名内資ホテル
日本のホテル業界にある言葉で「御三家」という言葉をご存知でしょうか?
「帝国ホテル 東京」「The Okura Tokyo(旧・ホテルオークラ東京)」「ホテルニューオータニ」の3つのホテルが古くから要人を迎える迎賓館として使用されたため、格式高いホテルとして認知されています。
そのほかにも古くからある内資ホテルは各エリアに存在し、格式高いホテルウェディングができる式場として認知されています。
全国的にはあまり知られていなくても、各エリアの老舗ホテルで格式高いホテルとして認知されているものもあります。
神社
神社での結婚式は由緒正しいイメージもあるため、格式を重んじる家の結婚式にはよく用いられます。
神社に付帯する披露宴会場があればそこで披露宴まで行う場合もあります。
披露宴会場がない神社も多いので、その場合は近くの有名ホテルなどで披露宴を行うことが多いです。
各エリアで格式高いと言われる結婚式場は、いずれもこれらの特徴のどれかに当てはまります。
具体的な式場を知らなくても、これらの特徴に当てはまるかを確認すればどのエリアでも格式高い式場に辿り着きます。
元々格式ある式場でないと格式がない結婚式なのか
結婚式での格式も重要ですが、結婚式場は自分で自由に選びたいという方もいらっしゃると思います。
私は数多くの結婚式や結婚式場を見てきましたが、格式ある式場でないと格式ある結婚式ができないかというと必ずしもそうではありません。
例えば、先ほど格式のある式場の例に挙げた神社婚ですが、これはどの結婚式場でも提携しています。
神社での結婚式を行うだけでも十分に格式のある結婚式になりますし、衣裳に和装を一点入れるだけでも違った印象の結婚式になります。
また、料理にこだわっていたり、引き出物の数を増やすことで「この新郎新婦はちゃんとしている」と思ってもらえることもあります。
結婚式の料理についてまとめた記事も書いていますので、合わせて読んで参考にしてください。
自分たちのやりたい結婚式と親御さんや環境とのバランスをとりながら、2人らしい結婚式を探ってみてください。
まとめ
今回は結婚式の格式についてご紹介しました。
格式の高いと言われる式場をご紹介してきましたが、私はどの式場が優れていてどの式場が劣っているということは基本的にないと思っています。
また、結婚式は自由なものだからこそたくさんの工夫でどうにでも格式高くできると考えています。
そうはいっても環境がそれを許さないという人がいらっしゃるのは事実ですので、この記事が参考になれば幸いです。
ご質問があればコメント欄まで