アフターセレモニーとは、一言で言えば挙式後に行う演出のことです。
ゲストとの記念撮影や定番のフラワーシャワーもアフターセレモニーの一つです。
フラワーシャワーなら知ってる!
アフターセレモニーって聞き慣れないけど、挙式後の大切な時間なんです
本記事では人気のアフターセレモニーを紹介し、記事後半では私が取り入れた演出実例を実際の写真付きでご紹介します。
【結論】アフターセレモニーとは挙式後の演出のこと
挙式が終わってから、チャペルの中やガーデンで行われる演出の総称が「アフターセレモニー」です。
挙式で結婚の誓約をし、晴れて夫婦となったふたりをゲストが祝福する大切な時間。
一口にアフターセレモニーといってもメジャーなものからマイナーなものまで多種多様です。
演出を組み合わせたり、自分風にアレンジしたりすることでバリエーションは無限大。
それでは具体的にどのような演出があるのでしょうか?
気になる演出をチェックして、式場選びや結婚式準備に生かしてください。
人気のアフターセレモニーアイデア14選
フラワーシャワー|人気の定番演出
定番のフラワーシャワーは、皆さんも目にしたことがあるのではないでしょうか?
アルバムやエンドロールの画面映えもしますし、花びらが舞う様子がとても華やかな演出です。
ところで、フラワーシャワーに込められた意味を皆さんはご存知でしょうか?
日本では「花びらの香りで新婦を狙う悪魔を祓う」という意味が込められていると考えられています。
英語圏では、花びらが「子孫繁栄」を表していると説明されています。
また、フラワーガールと呼ばれる女の子が花びらを撒く役割をすることから、「無垢な女の子(フラワーガール)から大人の女性、そして母になる」ということを暗示しているとも言われています。
ちゃんと意味があるのね!
ライスシャワー|歴史もある人気演出
日本ではライスシャワーは珍しいかもしれませんが、海外では人気の演出です。
新郎新婦に向けて、生のお米を撒いて祝福します。
ちょっともったいない気が……
これにも由縁があるんです
キリスト教の慣習に起源があり、新郎新婦が将来「食べ物に困らないように」という願いが込められています。
ケルト人は米だけでなく稗や他の穀物を使い、古代ローマ人は麦を使っていました。ポーランドでは主に米が使われ、時代が進むとイタリアではキャンディーが使われました。
ヨーロッパを中心に類似した儀式が行われていました。
ライスシャワーはフラワーシャワーやその他の〇〇シャワーの原型になったとも言われています。
全てのシャワーの生みの親!
バブルシャワー|画面映えもバッチリ
新郎新婦をシャボン玉でお祝いするバブルシャワーも人気演出の一つです。
ゆっくりと動くシャボン玉が新郎新婦の周りでキラキラと輝き、幻想的な雰囲気になること間違いなし。
写真映え、動画映えもするので、あとで振り返ってもやってよかったと思える演出です。
ゲストも久しぶりのシャボン玉を楽しみながら盛り上げてくれます。
コンフェッティシャワー|華やかさMAX
コンフェッティとは?と思われる方もいらっしゃると思います。
あまり聞き慣れませんが、コンフェッティとはイタリア語が語源で「紙吹雪」を意味します。
ゲストが色とりどりの紙吹雪を撒いて新郎新婦を祝福する演出です。
その起源は、蚕が飼育スペースを区切っていた紙を破ってできた破片から着想を得たという説があります。
リボンシャワー|かわいさ重視ならこれ
リボンは結ぶというところから、新郎新婦や大切なゲストの縁を結ぶという意味が込められているのがリボンシャワーです。
小さなサイズのかわいいリボンで新郎新婦を祝福します。
リボンシャワーに使われるリボンはそれ自体がかわいいので、髪やドレスにのってしまっても絵になりますね。
折り鶴シャワー|和装との相性抜群
平和や健康の願いを込めたのが折り鶴シャワーです。
小さな折り鶴で新郎新婦を祝います。
ちょっと痛そう
投げつけなければ大丈夫
世界の平和の願いを込めて司会に一言添えてもらえれば意味も深まりますし、家庭内の平和と置き換えることもできそうです。
折り鶴もそれ自体で絵になるアイテムですし、和装との相性が抜群の演出です。
パールシャワー|意味がステキ
パールシャワーはパールにレースの羽がついたものを使います。
バドミントンの羽をイメージしていただけるとわかりやすいです。
バールには「純粋・健康・長寿・富」といった意味があり、結婚式にはぴったりです。
他の〇〇シャワーと組み合わせて使うのもおすすめです。
DIYで自分好みの色にしたり、手軽に購入することも可能です。
ブーケトス|根強い人気
結婚式といえば「ブーケトス」というイメージもあるド定番演出です。
中には定番すぎると思われる方もいそうですが、幸せ・幸運のお裾分けができたりイベント性があったりとまだまだ人気の演出です。
やっぱブーケは取りたい!
その起源は中世ヨーロッパに遡ります。
中世では結婚式の後に花嫁のドレスに触れたり、その切れ端を持って帰ることで、幸運が訪れると信じられていました。
そのため花嫁のドレスが破られたり、花嫁が傷つくこともあったそうです。
それを避けるためにブーケを投げて逃れたことから、ブーケトスが始まったとされています。
ブロッコリートス|男性版ブーケトス
ブーケトスの男性版であるブロッコリートスも一味違った楽しい演出です。
一般的にブーケトスの前に行われ、ブロッコリーを未婚の男性に向かってトスします。
ブロッコリーを手にした男性は次に結婚できるとされています。
ブーケプルズ|ブーケトスはちょっと
ブーケトスが気恥ずかしいという花嫁に人気なのがブーケプルズです。
未婚女性がブーケを持った花嫁の周りに集まり、複数のリボンの中から1本を選びます。
どれか1本が新婦の持つブーケに繋がっていて、引き当てた人が次に結婚できるとされています。
ハズレのリボンにもちょっとしたチャームなどをつけて、参加してくれたみんなに幸せをお裾分けすると気が利いた演出になります。
バルーンリリース|浮かぶ風船が幻想的
新郎新婦とゲストが風船を空に放つバルーンリリース。
ゆっくりと上がっていく風船は結婚式の幸せなイメージの象徴でもありますよね。
電線に引っかかる懸念や環境上の理由としてバルーンリリースを行っていない式場も多いので、プランナーさんに確認してみましょう。
ドロップ&フライ|不思議な新感覚演出
ドロップ&フライは一部の式場でしか実施できないため、まだまだ認知度が低い演出です。
バルーンリリースと似ているのですが、風船の飛ばし方が異なります。
ドロップ&フライは、一度プールなどに風船を投げ入れ、少しすると水面から風船が自然に空へ飛んでいきます。
風船を投げ入れるゲストも不思議な体験を楽しんでくれるのではないでしょうか。
水面から空に風船が浮かび上がる瞬間の驚きや歓声はゲストの皆さんの思い出にもなるでしょう。
リボンワンズ|好きな色でオシャレに
リボンワンズは「リボンのついた杖」という意味ですが、文字通り杖にリボンがついたものを振って新郎新婦を祝います。
コンフェッティシャワーなど〇〇シャワーの代用として使われることが増えています。
〇〇シャワーが実施できない式場でも、リボンワンズなら可能というところもあります。
リボンの色をお二人の結婚式のテーマカラーにすると、統一感もでて画面映えもします。
リボンワンズもDIYできるので結婚式の費用を抑えたい方にもおすすめです。
パラシュートベア|打ち上げる快感
パラシュートベアはクマのぬいぐるみにパラシュートがついており、それを専用の発射器で空に飛ばします。
火薬が使えない式場でも使用可能です。
パラシュートが開いて、ゆっくりと落ちてくるぬいぐるみをゲストがキャッチする演出です。
ブーケトスと同じく幸運のお裾分けができる演出で、ブーケトスほど見慣れていないので、近年人気が出てきています。
ぬいぐるみは2体で、それぞれウエディングドレスとタキシードを着ているので、ゲストは男女問わず参加できる演出です。
筆者の体験談
最後に私自身の結婚式で行ったアフターセレモニーを費用を含めて紹介します。
私が行ったのは、以下の4つです。
- フラワーシャワー
- バブルシャワー
- ブーケトス
- パラシュートベア
やりすぎですかね……
フラワーシャワーとバブルシャワーは同時に行い、そのあとブーケトス、パラシュートベアを行いました。
当日の流れ
私の式場は中庭がある式場でしたので、そこでアフターセレモニーを行いました。
新郎新婦は挙式後、ゲストよりも先に退場するので控え室で待機
挙式後ゲストが中庭へ移動し、フラワーシャワーとバブルシャワーを準備
フラワーシャワーとバブルシャワーで祝ってもらいながらブーケトスの位置へ移動
新婦がブーケトスを実施。その後、新郎新婦でパラシュートベアを実施
準備したもの
- バブルシャワー用のバブルガン×10
- シャボン玉液
- フラワーシャワー用の花びら
- トスブーケ(ブーケトス用ブーケ)
- パラシュートベア
アフターセレモニーにかかった費用
商品 | 自前/式場 | 費用 |
---|---|---|
バブルガン | 自前 | 〜500円/1個 |
シャボン玉液 | 自前 | 〜1,000円 |
フラワーシャワー | 式場 | 20,000円 |
トスブーケ | 式場 | 15,000円 |
パラシュートベア | 式場 | 15,000円 |
バブルシャワーはシャボン玉液に要注意
バブルシャワーを行う際には、シャボン玉液に注意です。
というのも、ウエディングドレスやタキシード、ゲストの衣装にシャボン玉が飛んでいくとシミになる可能性があるからです。
そのため、どこにでも売っているシャボン液ではなく、シミにならないものを選ぶ必要があります。
私たちの場合は事前にプランナーさんに注意点として伝えていただき、ネットで購入しました。
まとめ
アフターセレモニーは、新郎新婦の今後の幸せを願う時間です。
それぞれの演出の由来や歴史も踏まえ、実施したい演出を2人で話し合ってみてください。
また、アフターセレモニーの多くはゲストの協力が欠かせません。
ゲストの楽しみにも考えをめぐらせながら、いい時間を作り上げてほしいです。
ご質問があればコメント欄まで