仏滅の結婚式は非常識?元業界人が語る割引の真相と注意点

目次

はじめに:仏滅の結婚式、本当に「アリ」ですか?

「結婚式の費用、少しでも抑えたいな…」 「仏滅なら割引があるって聞いたけど、非常識だと思われない?」 「親や親戚に反対されたらどうしよう…」

結婚式の準備を進める中で、日取りと費用は切っても切れない関係です。特に「仏滅」という選択肢は、大きな割引が期待できる一方で、縁起を気にする声も聞こえてきて、悩んでいるカップルは少なくありません。

こんにちは。ウェディング業界で10年以上営業を担当し、現在はメディアライターとして活動している者です。これまで数多くのカップルの日取り選びに立ち会い、式場側の事情も見てきました。

この記事では、そんな元業界人の視点から、以下の点を徹底的に解説します。

  • 仏滅の結婚式は本当に「非常識」なのか?
  • なぜ「仏滅割引」が存在するのか?式場側のリアルな本音
  • 後悔しないために!仏滅を選ぶ前に確認すべき3つのこと
  • 割引を最大限に引き出す、元営業担当が教える交渉のコツ

この記事を読めば、仏滅の結婚式に対する不安が解消され、お二人にとって最適な選択をするための知識が身につきます。ぜひ最後までお付き合いください。

関連記事:「【2026年最新】結婚式費用を安くする裏ワザ!元業界人が教える節約術」

結論:仏滅の結婚式は「非常識」ではない。ただし配慮は必須

まず結論からお伝えします。現代において、仏滅に結婚式を挙げることは決して「非常識」ではありません。

私が現場にいた頃も、六曜を気にせず、記念日やゲストの集まりやすい日を優先するカップルは年々増えていました。合理的な理由で仏滅を選ぶことは、賢い選択肢の一つとして広く受け入れられつつあります。

ただし、忘れてはならないのが親御様やご親族への配慮です。結婚は家と家との結びつきという側面も持ちます。お二人にとっては「ただの日」でも、これまでお世話になった方々にとっては「大切なハレの日」。その日柄を重んじる世代の方がいるのも事実です。

自分たちの意思だけで突き進むのではなく、関係者の気持ちも汲み取りながら進めることが、後悔のない結婚式への第一歩となります。

なぜ「仏滅割引」は存在する?元業界人が明かす式場側の本音

「仏滅だと安くなる」という話はよく耳にしますが、その仕組みをご存知でしょうか。これは、結婚式場のビジネスモデルと深く関係しています。

少し専門的な話になりますが、結婚式場は「会場の稼働率」を非常に重視します。豪華なチャペルや披露宴会場も、使われなければ一円も生み出さない「コスト」になってしまうからです。

一般的に、結婚式の日取りは「大安」や「友引」の土日に人気が集中します。当然、これらの日は何もしなくても予約が埋まっていくため、式場側が値引きをする必要はありません。

一方で、縁起が良くないとされる「仏滅」は、どうしても予約が入りにくい傾向にあります。会場を空けておくくらいなら、「割引をしてでも予約を埋めたい」というのが式場側の正直な気持ちなのです。

すべての式場で「仏滅割引」があるわけではない

注意点として、すべての式場に仏滅割引があるわけではありません。

例えば、以下のようなケースでは割引が適用されない、あるいは割引率が低いことがあります。

  • 予約が数年先まで埋まっているような超人気会場
  • 六曜の文化がない外資系のホテル
  • そもそも六曜を料金プランに反映させていない式場

「仏滅だから絶対に安くなる」と考えるのではなく、「安くなる可能性が高い選択肢」と捉えておくと良いでしょう。

そもそも「仏滅」とは?六曜の意味を正しく理解しよう

ここで一度、「六曜(ろくよう)」についておさらいしておきましょう。六曜は中国から伝わったとされる暦注の一つで、その日の吉凶を占う指標として使われてきました。

六曜の種類読み方意味結婚式との関連
大安たいあん「大いに安し」の意味で、終日万事において吉とされる最良の日。最も人気が高い。
友引ともびき幸せを「友に引く」とされ、大安に次いで結婚式に適した日。ただし昼は凶。大安に次いで人気。
先勝せんしょう「先んずれば即ち勝つ」。午前が吉で、午後が凶。午前中の挙式が人気。
先負せんぷ「先んずれば即ち負ける」。午前が凶で、午後が吉。午後からの挙式なら良いとされる。
赤口しゃっこう午の刻(11時~13時頃)のみ吉で、他は凶。お祝い事には不向きとされる。仏滅と同様に避けられる傾向。
仏滅ぶつめつ「仏も滅するような大凶日」。終日凶とされるが、午後は吉という説も。最も避けられる傾向にある。

(参考:ゼクシィ|六輝(六曜)って?)

このように、六曜はあくまで占いや慣習の一つであり、科学的な根拠があるわけではありません。仏教とも直接的な関係はなく、「仏滅」の「仏」は当て字であるという説が有力です。

【最重要】後悔しないために!仏滅の結婚式で確認すべき3つのこと

仏滅の結婚式を成功させる鍵は、丁寧なコミュニケーションにあります。費用面でのメリットを活かしつつ、全員が気持ちよく当日を迎えられるよう、以下の3つのステップを必ず踏んでください。

1. まずはパートナーと価値観をすり合わせる

最初に、お二人でしっかりと話し合いましょう。

  • なぜ仏滅の日を選びたいのか?(費用、記念日など)
  • お互いの両親は日柄を気にするタイプか?
  • もし反対された場合、どうやって説明するか?

ここで「費用を抑えて、その分新婚旅行を豪華にしたい」「二人にとって大切な記念日だから、日柄は気にしない」など、ポジティブな理由を共有しておくことが大切です。お二人の意思が固まっていれば、この後のステップもスムーズに進みます。

2. 両家への「報告」ではなく「相談」を

お二人の意見がまとまったら、次はいよいよご両親への相談です。ここで最も重要なのは、「仏滅に決めました」という事後報告ではなく、「仏滅の日も候補に考えているんだけど、どう思う?」という相談のスタンスで切り出すことです。

伝え方のポイントは以下の通りです。

  • タイミング: 式場見学を始める前や、日取りを本格的に検討し始めた段階で早めに相談する。
  • 伝え方:
    • 「仏滅だと費用をかなり抑えられるみたいで、その分を新生活の資金に充てたいんだ」
    • 「人気の式場なんだけど、希望の時期だと仏滅しか空いていなくて…」
    • 「実は仏滅は『物滅』と書くこともあって、『物が一旦滅び、新たに物事が始まる』という意味で、スタートには良い日だという説もあるんだって」

一方的に決定事項を伝えるのではなく、親御様の意見を尊重する姿勢を見せることで、心証は大きく変わります。

3. ゲストへの配慮も忘れずに

親族だけでなく、年配のゲストの中にも日柄を気にする方がいるかもしれません。

招待状に六曜を記載しない、というのも一つの配慮です。また、もし親しい間柄の方から日取りについて尋ねられた場合は、「二人にとって大切な日なんです」「ゲストの皆さんが集まりやすい日を選びました」など、前向きな理由を伝えられるように準備しておくと安心です。

割引を最大限に引き出す交渉術【元営業担当が伝授】

仏滅のメリットを最大限に活かすには、式場との交渉が鍵となります。新規の見学・相談の場で、以下の点を意識してみてください。

交渉のタイミングは「初回見学の見積もり提示時」がすべて

大前提として、日取りに関する割引交渉は、契約前の初回見学時が最初で最後です。契約後に「やっぱり仏滅に変えるので割引してください」という交渉は、まず通りません。

ブライダルフェアなどに参加し、担当者と日取りや見積もりの話をする際に、正直に希望を伝えましょう。

効果的な伝え方:「費用重視」と「日程の柔軟性」をアピール

担当者に希望を伝える際は、以下の2点をセットで伝えるのが効果的です。

  1. 「費用をできるだけ抑えたいと考えています」
  2. 「日柄にはこだわりがないので、仏滅でも全く問題ありません」

こう伝えることで、式場側は「このカップルには、お得な日程を提案すれば成約に繋がりやすいかもしれない」と考えます。すると、式場が埋めたいと思っている日程を、良い条件で提案してくれる可能性が高まります。

仏滅以外にもある!結婚式がお得になる「狙い目」の日程

実は、仏滅以外にも結婚式費用が抑えやすい「狙い目」の時期や曜日があります。これらを仏滅と合わせて検討することで、選択肢はさらに広がります。

  • 六曜: 赤口、先負
  • 季節: 夏(7月・8月)、冬(1月・2月)
  • 曜日・時間: 平日、日曜日の夕方以降
  • 準備期間: 3~4ヶ月以内の直近の日程

これらの日程は、ゲストの都合(暑さ・寒さ、翌日が仕事など)も考慮する必要がありますが、もし条件が合うなら、式場側も空き枠を埋めたいため、交渉が有利に進むことが多いです。

まとめ:大切なのは「日柄」よりも「二人らしい選択」

今回は、仏滅の結婚式について、元業界人の視点から解説しました。

  • 仏滅の結婚式は非常識ではなく、費用を抑える賢い選択肢の一つ。
  • ただし、親御様や親族への配慮と丁寧なコミュニケーションが不可欠。
  • 割引を最大限に活かすには、初回の式場見学で「費用重視」と「日程の柔軟性」を伝えることが重要。

結婚式において最も大切なのは、六曜の吉凶ではありません。お二人が納得し、大切なゲストに感謝を伝え、心から「この日に結婚式を挙げてよかった」と思えることです。

仏滅という選択肢も視野に入れながら、ぜひお二人らしい、後悔のない一日を創り上げてください。


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プロフィール

2020年に挙式を挙げました。自身の結婚式の体験とブライダル業界8年以上の経験の両面からカップルに役立つ情報をどんどん発信していきます。

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