結婚式料理の相場と後悔しない選び方|元営業が教える5つのコツ

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結婚式の料理はなぜ重要?費用と満足度を左右する最大の要素

こんにちは。ウェディング業界で10年以上営業を経験し、現在はメディアライターとして活動している者です。

結婚式の準備を進める中で、「費用が高いな…」と感じる瞬間は多いですよね。その費用の大部分を占めるのが、実は「料理」です。

ご祝儀を手に、大切な時間を割いてお祝いに駆けつけてくれるゲストにとって、披露宴で振る舞われる料理は最大の楽しみの一つ。つまり、料理は新郎新婦からゲストへの一番のおもてなしであり、結婚式全体の満足度を大きく左右する重要な要素なのです。

しかし、多くの新郎新婦にとって、数万円もするコース料理を自分たちで選ぶ経験はほとんどありません。

「コース料理って何品あればいいの?」 「フレンチと和洋折衷、どっちが人気?」 「最初の見積もりから、いくらくらい上がるものなの?」

こうした疑問や不安を抱えるのは当然のことです。

この記事では、元業界人の視点から、結婚式料理の基礎知識から相場、そして後悔しないための選び方のポイントまで、網羅的に解説します。式場見学を始めたばかりの方も、すでに打ち合わせ中の方も、ぜひ参考にしてください。

まずは知っておきたい!結婚式料理の3つのスタイル

結婚式の料理は、ゲスト一人ひとりに同じメニューを提供する「コース料理」が主流です。しかし、その提供スタイルは主に3つに分けられます。それぞれの特徴を理解し、自分たちの理想のスタイルを見つけましょう。

1. コース型|シェフのこだわりが詰まった完成されたメニュー

式場が予め「松・竹・梅」のように、価格帯別に複数の完成されたコースを用意しているスタイルです。新郎新婦はその中から1つのコースを選びます。

  • メリット
    • 選びやすい: 料理の組み合わせに悩む必要がなく、試食をして好みのコースを選ぶだけなので簡単です。
    • 完成度が高い: シェフが前菜からデザートまでの全体のバランスを計算し尽くして構成しているため、味のまとまりが良いのが特徴です。格式高いホテルや専門式場で多く見られます。
  • デメリット
    • 自由度が低い: 「このコースの肉料理だけ、上のランクのものに変えたい」といった部分的な変更が原則できません。
    • 金額調整が大雑把になりがち: コースのランクを一つ上げると、1名あたり3,000円〜5,000円アップするのが一般的。ゲストが70名なら、一気に21万円〜35万円も費用が跳ね上がることになります。

2. プリフィックス型|ふたりらしさを反映できる人気のスタイル

基本となるコースがあり、その中の前菜・魚料理・肉料理などを、複数の選択肢から自分たちで選んで組み合わせるスタイルです。

私が営業担当をしていた頃も、このスタイルを採用する式場が非常に多かったです。

  • メリット
    • オリジナリティが出せる: 選択肢の中から自分たちの好きなものや、ゲストに食べてほしいものを選んで組み合わせるため、「ふたりが選んだメニュー」としておもてなしできます。
    • 細やかな金額調整が可能: 「メインの肉料理だけはランクアップして、他の料理は基本コースで」といった調整ができるため、予算とこだわりのバランスが取りやすいです。
  • デメリット
    • 金額が上がりやすい: 選択肢が多いため、「あれも良い、これも良い」と目移りしがちです。こだわればこだわるほど、当初の予算をオーバーしやすい傾向にあります。

3. フルオーダー型|シェフと創り上げる究極のおもてなし

シェフと直接打ち合わせを重ね、一品一品メニューを創り上げていくスタイルです。レストランウェディングなど、料理に特に力を入れている会場で見られます。

  • メリット
    • 完全にオリジナル: ふたりの思い出の食材や、出身地の特産品を取り入れるなど、世界に一つだけのメニューでおもてなしができます。料理に強いこだわりがあるカップルには最適です。
  • デメリット
    • 時間と手間がかかる: シェフとの打ち合わせが複数回必要になるため、時間的な負担は大きくなります。
    • 費用が高額になる傾向: こだわりを詰め込む分、費用は高くなることがほとんどです。

【データで見る】結婚式料理のリアルな相場

では、実際にどれくらいの費用がかかるのでしょうか。客観的なデータを見てみましょう。

「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」によると、披露宴の料理にかかった費用はゲスト1人あたり平均16,700円です。最も多い価格帯(ボリュームゾーン)は14,000円〜18,000円となっています。

これに加えて、ドリンク費用が1人あたり平均4,400円かかります。

つまり、料理とドリンクを合わせると、ゲスト1人あたり約21,100円が平均的な費用となります。

  • ゲスト70名の場合の総額シミュレーション
  • 21,100円 × 70名 = 1,477,000円

このように、料理とドリンクだけで150万円近い金額になることも珍しくありません。結婚式費用全体の中で、いかに大きなウェイトを占めているかがお分かりいただけると思います。

デザートビュッフェなどの「料理演出」も忘れずに

コース料理の他に、デザートビュッフェやお茶漬けバー、寿司バーといった「料理演出」を追加するカップルも多いです。これらはゲストの満足度を上げる人気の演出ですが、もちろん追加費用がかかります。

  • デザートビュッフェの相場: 1人あたり1,000円〜2,000円程度

これらの費用も念頭に置いて、全体の予算を考えることが重要です。

要注意!結婚式料理を決めるまでの正しい流れ

ここで、多くのカップルが見落としがちな「料理の決定プロセス」について解説します。この流れを知らないと、後で「こんなはずじゃなかった…」と後悔しかねません。

STEP1:ブライダルフェアでの試食

ブライダルフェアでは、ハーフコースやワンプレートの試食ができることがほとんどです。しかし、ここで提供される料理は、あくまで「この式場の味を知ってもらうための体験用」であることが多い、という点を覚えておいてください。

営業担当者から「本日は2万円相当のコースをご試食いただけます」と言われることもありますが、それは必ずしも当日選べるコースと全く同じではありません。

STEP2:初回見積もりの提示

初回の式場見学で提示される見積もりには、仮の料理コース代金が入っています。多くの場合、その式場で用意されているコースの中で最も価格の低い、ベーシックなプランで見積もられていることがほとんどです。

STEP3:成約後の試食会で本決定(ここが最重要!)

式場を正式に契約した後、「成約者向けの試食会」が開催されます。ここで初めて、結婚式当日に提供される複数のコースを食べ比べ、自分たちの披露宴で出す料理を正式に決定します。

多くのカップルが、この試食会でベーシックなプランと上位プランを食べ比べ、「やっぱり高い方が美味しいね」となり、結果的に初回見積もりから1人あたり2,000円〜4,000円ほどランクアップします。

これが、最終金額が見積もりより大幅に上がる大きな要因の一つです。この仕組みを予め知っておくことが、賢い予算管理の第一歩です。

元営業が教える!後悔しない料理選び5つのポイント

では、数ある選択肢の中から、どうやって自分たちの結婚式にふさわしい料理を選べば良いのでしょうか。10年以上業界で見てきた経験から、絶対に押さえてほしい5つのポイントをお伝えします。

1.【最重要】「1人あたりの上限予算」を必ず決める

おもてなしの気持ちが強くなるほど、料理のランクは上げたくなります。しかし、青天井では予算がいくらあっても足りません。

まずは「料理とドリンクで、1人あたり〇〇円まで」という上限をふたりでしっかり話し合って決めましょう。

この軸さえブレなければ、式場からのアップグレード提案に対しても冷静に判断できます。「この肉料理は魅力的だけど、予算オーバーだから基本コースのままにしよう」といった具体的な意思決定がしやすくなります。

2. 品数と構成で「おもてなし感」を演出する

一般的なフルコースは、以下の7〜8品で構成されます。

  1. 前菜(アミューズ・オードブル)
  2. スープ
  3. 魚料理
  4. お口直し(グラニテなど)
  5. 肉料理
  6. パン or ライス
  7. デザート
  8. コーヒー or 紅茶

費用を抑えたいからと品数を減らすのは注意が必要です。特に、メインの魚料理・肉料理の間に挟まる「お口直し」を削ると、一気にコースの印象が寂しくなり、ゲストに「節約したな」と気づかれやすいポイントです。

逆に、前菜を「冷たい前菜」と「温かい前菜」の2品にするなど、品数を増やすと一気に豪華な印象になります。予算と見栄えのバランスを考えながら構成を検討しましょう。

3. ゲストの顔ぶれを想像してメニューを選ぶ

料理を選ぶ際は、ぜひ招待するゲストの顔ぶれを思い浮かべてみてください。

  • 年齢層: ご年配のゲストが多いなら、こってりしたフレンチよりも、お箸で食べられる和洋折衷が喜ばれる傾向にあります。ソースたっぷりの料理より、素材の味を活かした調理法が良いでしょう。
  • アレルギー対応: アレルギーを持つゲストへの個別対応は今や必須です。対応の可否はもちろん、どこまで細やかに対応してくれるのか(代替メニューの質など)を契約前に確認しておくと安心です。
  • 出身地: 例えば、新郎の出身地の特産品をメニューに取り入れると、会話のきっかけにもなり、オリジナリティのあるおもてなしになります。

4. ふたりらしさを一品加える

フルオーダーでなくても、ふたりらしさを表現する方法はあります。

例えば、プリフィックス型であれば、「ふたりが初めてデートしたレストランで食べた思い出の魚料理」に近いメニューを選ぶ、といったストーリーを添えるだけで、ゲストにとって特別な一皿になります。

打ち合わせの際に、「こんな思い出があるのですが、メニューに反映できますか?」とプランナーやシェフに相談してみるのも良いでしょう。思わぬ形で協力してくれることもあります。

5. ドリンクメニューも必ずチェックする

料理にばかり目が行きがちですが、ドリンクも満足度を左右する重要な要素です。フリードリンクプランが一般的ですが、その「プラン内容」をしっかり確認しましょう。

  • ビールの銘柄は何か?
  • 日本酒や焼酎は含まれているか?
  • カクテルの種類は豊富か?
  • お酒が飲めない人向けのノンアルコールドリンクは充実しているか?

特に、お酒好きなゲストが多い場合は、ドリンクの種類が少ないとがっかりさせてしまうかもしれません。必要であれば、プランのランクアップも検討しましょう。

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まとめ:最高の料理で、最高の一日を

結婚式の料理は、単なる食事ではなく、ゲストへの感謝を伝えるための大切なコミュニケーションツールです。

  • 料理のスタイル(コース、プリフィックス、フルオーダー)を知る
  • 1人あたり約21,000円という相場を把握する
  • 料理は「成約後の試食会」で決まることを理解しておく
  • 「予算」「品数」「ゲスト層」「オリジナリティ」「ドリンク」の5つのポイントで選ぶ

これらの知識を持って準備を進めることで、予算内でゲストに心から喜んでもらえる、最高のおもてなしが実現できるはずです。

次のステップへ:まずは理想の料理に出会うための式場探しから

「自分たちの理想の料理を提供してくれる式場はどこだろう?」 そう思ったら、まずはブライダルフェアに参加して、実際に式場の雰囲気や料理の味を確かめてみるのがおすすめです。

複数の式場を効率よく比較検討したい方や、何から始めたら良いか分からないという方は、結婚式相談カウンターでプロのアドバイザーに相談してみるのも良いでしょう。あなたの希望に合った式場を客観的な視点で提案してくれます。

この記事が、あなたの後悔のない結婚式準備の一助となれば幸いです。

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プロフィール

2020年に挙式を挙げました。自身の結婚式の体験とブライダル業界8年以上の経験の両面からカップルに役立つ情報をどんどん発信していきます。

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