プロポーズが成功し、いよいよお互いの親御さんへのご挨拶。結婚に向けた大切な第一歩だからこそ、絶対に失敗したくないですよね。
「親への挨拶って、どっちの家から先に伺うのがマナー?」 「順番を間違えたら、失礼にあたるのかな…」 「両家の親に良い印象を持ってもらうための、正しい進め方が知りたい!」
結婚情報メディアで働いていた私も、多くのカップルが同じ悩みを抱えているのを見てきました。
この記事では、元業界人の視点から、プロポーズ後の親挨拶における正しい順番とマナー、当日の流れから服装・手土産の選び方まで、具体的なポイントを網羅的に解説します。
この記事を読めば、親挨拶への不安が解消され、自信を持っておふたりの結婚を応援してもらえるはずです。
プロポーズ後の親挨拶、基本の順番は「女性側が先」

結論から言うと、プロポーズ後の親挨拶は 女性側の親へ先に伺う のが伝統的なマナーです。
まずはこの基本をしっかり押さえておきましょう。
なぜ女性側の親へ先に挨拶するのがマナーなの?
これは古くからの日本の慣習で、「男性が女性を“お嫁さんにもらう”」という考え方が背景にあります。
つまり、男性が女性の親御さんの元へ出向き、「娘さんとの結婚をお許しください」と許可をいただく、という筋道が重んじられてきたためです。
現代では「家」同士の結婚という意識は薄れていますが、親世代の中にはこうした伝統的な考えを大切にされている方も少なくありません。
相手の親御さんへの敬意を示す意味でも、まずは「女性側が先」という基本を尊重することが、円満なスタートを切るための鍵となります。
現代では順番が変わるケースも
とはいえ、カップルの状況はさまざま。必ずしも「女性側が先」にこだわらなくても良いケースもあります。
順番が変わってもOKなケース
- お互いの実家が遠距離の場合:移動の都合上、先に訪問しやすい方から挨拶する。
- 親御さんの仕事の都合がつきにくい場合:スケジュールが合う方を優先する。
- 親御さんの体調などを考慮する場合:体調が良いタイミングを優先する。
ここで最も大切なのは、なぜその順番になったのかを双方の親にきちんと説明し、納得していただくことです。
例えば、「本来であれば〇〇さん(女性)のご実家から伺うべきところ、今回は移動の都合でこちらへ先にご挨拶に伺わせていただきました」と一言添えるだけで、配慮が伝わり、ぐっと印象が良くなります。
どちらから挨拶するか迷ったときは、まずはおふたりで話し合い、それぞれの親御さんの意向もそれとなく確認しておくと安心です。
親挨拶の日程調整と準備で押さえるべき3つのポイント

挨拶の順番が決まったら、次は具体的な準備です。万全の準備が、当日の自信につながります。
ポイント1:挨拶の日程はプロポーズから1ヶ月以内が目安
親挨拶のタイミングは、プロポーズから1ヶ月以内 を目指しましょう。
あまり間が空くと、親御さんに「本当に結婚する気があるのかしら?」と余計な心配をかけてしまうかもしれません。結婚への誠意を示すためにも、早めの行動がおすすめです。
日程調整の際は、必ず相手の親御さんの都合を最優先に。こちらから複数の候補日時を提示し、選んでいただく形を取るとスムーズです。
ポイント2:事前に「お互いの情報」を共有しておく
挨拶当日の会話をスムーズにするため、事前にそれぞれの親に「相手の情報」を共有しておきましょう。
自分の親に伝えておくこと
- 相手の名前、年齢、出身地、仕事内容
- 相手の人柄や性格、趣味
- 馴れ初めや交際期間
- 結婚の意思が固まっていること
相手から聞いておくこと
- 親御さんの名前、仕事、趣味
- 親御さんの性格(厳格な方か、気さくな方かなど)
- 避けた方が良い話題(宗教や政治など)
- 好きな食べ物、飲み物(手土産選びの参考に)
事前の情報共有が、当日の緊張を和らげ、会話のきっかけを生み出してくれます。
ポイント3:第一印象を決める「服装」と「手土産」
当日の服装と手土産は、あなたの第一印象を大きく左右する重要な要素です。
服装:清潔感が何よりも大切
- 男性:ネイビーやグレーのスーツ、またはジャケットにスラックスが基本。髪型や髭を整え、清潔感を第一に意識しましょう。
- 女性:上品なワンピースや、ブラウスにスカートといった清楚な服装が好印象です。過度な露出や派手なメイク、強すぎる香水は避けましょう。
手土産:3,000円〜5,000円程度が相場
手土産は感謝の気持ちを伝えるもの。高価すぎるとかえって気を遣わせてしまうため、3,000円〜5,000円程度が一般的です。

ゼクシィ結婚トレンド調査2023 によると、実際に購入された手土産は3,000円〜5,000円が最も多い結果となっています。
<手土産選びのポイント>
- 相手の好みに合わせる:甘いものが好きか、お酒を飲むかなど、事前にリサーチを。
- 日持ちするものを選ぶ:生菓子など賞味期限が短いものは避けましょう。
- 個包装になっていると親切:家族で分けやすいものが喜ばれます。
- 地元の銘菓:話のきっかけにもなり、おすすめです。
- 縁起の悪いものは避ける:「切る」「割れる」を連想させる羊羹やせんべいは避けた方が無難、という考え方もあります。過度に気にする必要はありませんが、迷ったら避けておくと安心です。
訪問先の近くで慌てて買うと「間に合わせ」の印象を与えかねないため、必ず事前に準備しておきましょう。
【当日シミュレーション】親挨拶当日の流れと会話例

当日の流れをシミュレーションしておけば、心に余裕が生まれます。ここでは一般的な流れと、最も重要な「結婚の挨拶」の例文をご紹介します。
1. 訪問〜着席
- 約束の時間の2〜3分後にインターホンを鳴らすのがスマート。早すぎる到着は相手を急かしてしまうのでNGです。
- 玄関先で簡単な挨拶と自己紹介をします。
- 部屋に通されたら、勧められた席(下座)に座りましょう。
2. 手土産を渡す
- 部屋に通され、挨拶が済んだタイミングで渡します。
- 紙袋から出し、「心ばかりですが、皆様で召し上がってください」など一言添えて渡しましょう。
3. 自己紹介と歓談
- 改めて自己紹介をします。仕事内容や趣味などを具体的に話すと、人柄が伝わりやすくなります。
- しばらくは和やかに歓談を。相手の親御さんからの質問には、誠実に答えましょう。
4. 結婚の挨拶を切り出す
- 場の雰囲気が和んだところで、本題の結婚の挨拶を切り出します。
- 男性から切り出すのが一般的です。姿勢を正し、はっきりと伝えましょう。
【結婚挨拶の例文】 「本日はお忙しい中、お時間をいただき誠にありがとうございます。 〇〇(彼女の名前)さんとお付き合いさせていただいております、△△(自分の名前)と申します。 〇〇さんと一緒にいると、とても穏やかで幸せな気持ちになります。これからの人生を、〇〇さんと共に歩んでいきたいと強く決意しております。 どうか、〇〇さんとの結婚をお許しいただけないでしょうか。」
緊張すると思いますが、一番大切なのは自分の言葉で誠意を伝えることです。事前に声に出して練習しておくと、当日落ち着いて話せます。
5. 歓談〜おいとま
- 挨拶が無事に終わったら、再び歓談の時間。結婚式や今後のことについて話が及ぶこともあります。
- 長居は禁物です。訪問から1時間半〜2時間程度で「そろそろ失礼いたします」と切り出しましょう。
- 帰り際に改めて感謝を伝え、後日電話や手紙でお礼を伝えると、より丁寧な印象になります。
親挨拶が無事に済んだら、次は両家の顔合わせや結納の準備が始まります。こちらも段取りが重要なので、早めに情報収集を始めると安心です。

「同日に両家へ挨拶」はアリ?メリットと注意点
「お互いの実家が近い」「遠方から帰省するタイミングで済ませたい」などの理由で、1日で両家の挨拶を済ませたいと考えるカップルもいるでしょう。
結論から言うと、双方の親御さんの了承があれば同日挨拶も可能です。ただし、いくつか注意点があります。
同日挨拶のメリット
- 時間と交通費を節約できる:特に実家が遠いカップルにとっては大きなメリットです。
- 結婚準備がスピードアップする:両家の挨拶が1日で終わるため、その後の顔合わせや式場探しのスケジュールが立てやすくなります。
同日挨拶の注意点
- 必ず「女性側→男性側」の順番を守る:同日であっても、基本の順番は守りましょう。
- 時間に余裕を持ったスケジュールを組む:移動や休憩を含め、詰め込みすぎは禁物。1軒目の挨拶が長引く可能性も考慮しましょう。
- 双方の親に「同日であること」を事前に伝える:「実は本日、この後〇〇(男性)の実家にもご挨拶に伺う予定です」と正直に伝え、理解を得ておくことが大切です。
- 体力・精神的な負担が大きい:1日に2回家を訪問するのは想像以上に疲れるもの。万全の体調で臨めるよう準備しましょう。
同日挨拶は効率的ですが、どちらかの親御さんに「後回しにされた」と感じさせてしまうリスクもゼロではありません。必ず事前に相談し、快く受け入れてもらえるか確認してから計画してください。
まとめ:正しい順番とマナーで、最高のスタートを!
今回は、プロポーズ後の親挨拶の順番とマナーについて解説しました。
【親挨拶の重要ポイント】
- 順番:基本は「女性側が先」。状況に応じて変更する場合は、双方の親への説明と配慮を忘れずに。
- 時期:プロポーズから1ヶ月以内を目安に。
- 準備:服装は清潔感、手土産は3,000円〜5,000円が相場。
- 当日:誠実な態度で、自分の言葉で結婚の意思を伝えることが何より大切。
親挨拶は、おふたりが新しい家族になるための最初のステップです。緊張するかもしれませんが、この記事を参考にしっかり準備をすれば、きっと温かく迎え入れてもらえます。
親御さんへの挨拶が無事に終われば、いよいよ本格的な結婚準備がスタートします。両家の顔合わせや結婚式場の検討など、決めることは山積みです。
まずは結婚準備の全体像や費用について知っておくと、今後の計画がぐっと立てやすくなりますよ。


この記事が、おふたりの素晴らしい門出の一助となれば幸いです。


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