結婚が決まったものの、結婚式を挙げるかどうか迷っている…。 費用や準備のことを考えると、本当にやるべきか悩んでしまいますよね。パートナーがあまり乗り気じゃない場合は、なおさらです。
結婚情報メディアの取材で数百件の式場を訪れた私ですが、仕事柄「結婚式は挙げるもの」と自然に考えていました。しかし、いざ自分が当事者になると、その大変さが身に染みてわかったのです。
この記事では、そんなプレ花嫁さんのために、元業界人の視点から結婚式を挙げる本当の意味と5つの価値を解説します。この記事を読めば、お二人が「自分たちらしい答え」を見つけるヒントがきっと見つかりますよ。
結婚式を挙げるか迷う…多くのカップルが悩む3つの理由

結婚式を挙げるかどうかは、多くのカップルが一度は立ち止まって考えるテーマです。なぜ迷ってしまうのでしょうか。まずは、代表的な3つの理由を見ていきましょう。
1. 経済的な負担が大きい(費用問題)
結婚式には大きなお金がかかります。「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」によると、挙式、披露宴・ウエディングパーティーの総額の平均は327.1万円。この金額を聞くと、尻込みしてしまうのも無理はありません。
「このお金があれば新婚旅行をもっと豪華にできる」「新生活の家具や家電に使った方が賢明では?」と考えるのは、ごく自然なことです。
2. 準備が大変で時間がかかる
結婚式の準備は、想像以上に多岐にわたります。式場選びから始まり、招待客のリストアップ、招待状の発送、衣裳選び、演出の決定…と、決めるべきことが山積みです。
共働きが当たり前の現代、多忙な中で準備を進めるのは本当に大変です。この負担を考えて、「無理にしなくてもいいかな…」と思ってしまうカップルは少なくありません。
3. パートナーとの温度差がある
「自分は挙げたいけど、彼はあまり乗り気じゃない」「彼がやりたがっているけど、私は注目されるのが苦手…」など、お二人での温度差も大きな悩みの一つです。
結婚式は二人で作り上げるもの。どちらか一方の気持ちだけでは、なかなか前に進めません。この意見のすり合わせがうまくいかず、結婚式の話自体が気まずくなってしまうこともあります。
もし費用面が一番のネックなら、まずは全体の相場観を掴むのがおすすめです。下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

元業界人が語る!結婚式を挙げる5つの本当の意味と価値

費用や準備の大変さがある一方で、それでも多くのカップルが結婚式を挙げるのはなぜでしょうか。それは、お金や時間には代えがたい、特別な価値があるからです。 ここでは、私が業界の取材や自身の経験を通じて感じた、結婚式を挙げる5つの本当の意味をお伝えします。
1. 大切な人たちへ「感謝」を伝える場になる
結婚式は、これまでお世話になった家族、親戚、友人に、二人の口から直接「ありがとう」を伝えられる貴重な機会です。
普段は照れくさくて言えない感謝の気持ちも、結婚式という特別な場だからこそ素直に伝えられます。親御様への手紙や、友人へのサプライズ演出など、感謝を形にする方法はたくさんあります。大切な人たちが一堂に会し、二人の門出を祝ってくれる空間は、何物にも代えがたい宝物になります。
2. 二人の人生の「けじめ」と「スタート」を実感できる
結婚式は、社会的なセレモニーです。多くのゲストの前で愛を誓い、夫婦として認めてもらうことで、「これから二人で新しい人生を始めるんだ」という強い自覚が生まれます。
この「けじめ」の感覚は、その後の夫婦生活の基盤を強くしてくれると言われています。二人で大変な準備を乗り越えた経験も、夫婦の絆を深める大切なプロセスになるでしょう。
3. ゲストとの絆が深まり、新しい関係が生まれる
結婚式には、二人の大切な人たちが集まります。新郎側の友人と新婦側の友人が初めて顔を合わせたり、両家の親族が交流したり。結婚式をきっかけに、新しい人間関係が生まれるのも大きな価値です。
みんなが正装して、二人のためだけに集まってくれる。どこかウキウキした雰囲気の中で会話が弾み、笑顔が生まれます。結婚式の後、「二次会で意気投合して飲みに行ったよ!」といった話を聞くと、本当に嬉しい気持ちになります。こんな時間は、結婚式以外ではなかなか作れません。
4. 一生忘れられない「最高の思い出」が手に入る
結婚式当日は、二人が人生で一番の主役になれる日。たくさんの祝福を浴び、美しい衣裳に身を包み、最高の笑顔で過ごす一日は、間違いなく一生の思い出になります。
私自身の結婚式でも、準備は大変でしたが「やってよかった」と心から思っています。特に、こだわりの料理をゲストが「おいしい!」と喜んでくれた顔や、友人たちの楽しそうな笑顔は、今でも鮮明に覚えています。写真や映像を見返すたびに、当日の幸せな気持ちが蘇ってきます。
5. 親孝行になる
「娘のウェディングドレス姿を見るのが夢だった」「息子の晴れ姿に涙が出た」という親御様は、本当にたくさんいらっしゃいます。子どもが立派に成長し、パートナーと新しい家庭を築く姿を見せることは、最高の親孝行の一つです。
結婚式は、子育ての卒業式のような意味合いを持つことも。親御様にとっても、大切な節目であり、忘れられない一日になるはずです。
ちなみに、「お色直しをたくさんすると親は喜ぶのでは?」と思うかもしれませんが、ゲストとの歓談時間が減ってしまうデメリットも。ゲスト満足度を考えるなら、演出のバランスも大切にしてくださいね。
「挙げない」という選択肢も尊重しよう

ここまで結婚式を挙げる価値についてお話してきましたが、もちろん「挙げない」という選択も尊重されるべき立派な決断です。
「ナシ婚」を選ぶカップルの理由
- 経済的な理由: 新生活や将来のためにお金を使いたい
- 価値観の多様化: 結婚式の形式にこだわらない
- 授かり婚など: タイミング的に準備が難しい
- 注目されたくない: 人前に出るのが苦手
大切なのは、二人でしっかり話し合い、お互いが納得できる結論を出すことです。
結婚式の代わりになる選択肢
もし「盛大な披露宴はしたくないけど、何か記念になることはしたい」と考えているなら、こんな選択肢もあります。
- フォトウェディング: 衣裳を着て記念写真だけを撮るスタイル。費用を抑えつつ、美しい思い出を残せます。
- 親族のみの食事会: 親しい家族だけで集まり、アットホームにお披露目と食事を楽しむスタイル。
- 二人だけの挙式: 海外のリゾートや国内のチャペルで、二人きりで誓いを立てるロマンチックなスタイル。
フォトウェディングと前撮りの違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

後悔しないために。二人で話し合うべき3つのポイント
結婚式を「する」か「しない」か。どちらの選択をしても後悔しないために、お二人でぜひ話し合ってほしい3つのポイントをご紹介します。
1. なぜ結婚式を「したい or したくない」のか本音を話す
まず、お互いの気持ちを正直に伝え合いましょう。「なぜ、あなたは結婚式をしたいの?」「どうして、あなたは乗り気じゃないの?」と、その理由を深く掘り下げてみてください。
- 「親に晴れ姿を見せたいから」
- 「準備で揉めそうだから不安」
- 「友達をたくさん呼びたいから」
- 「人前でスピーチするのが恥ずかしいから」
表面的な意見だけでなく、その裏にある本音の気持ちを共有することが、お互いを理解する第一歩です。
2. 誰のために、何を大切にしたいかを明確にする
次に、「もし結婚式をするとしたら、誰に、何を一番伝えたいか」を考えてみましょう。
- 親への感謝を伝えたい
- 友人たちとワイワイ楽しむことを優先したい
- 夫婦のけじめとして、厳かな挙式をしたい
この「軸」が明確になれば、結婚式の形も見えてきます。「親のためなら、親族中心の食事会でもいいかも」「友人となら、堅苦しくない1.5次会がいいな」というように、お二人に合ったスタイルが見つかるはずです。
3. お金の問題をクリアにする(予算と分担)
やはり、お金の問題は避けて通れません。
- 結婚式にかけられる予算はいくらか
- 親からの援助は期待できるか
- 自己負担額はどのくらいか
- どちらがどれだけ負担するか
これらを具体的に話し合うことで、現実的な判断ができます。予算が厳しいなら、費用を抑えられる少人数結婚式や会費制パーティーを検討するのも一つの手です。
結婚式の費用は人数によって大きく変動します。人数別の相場を知っておくと、予算計画が立てやすくなりますよ。

まとめ|結婚式の意味は、二人が見つけるもの
今回は、結婚式を挙げる意味と価値について、元業界人の視点から解説しました。
結婚式を挙げる5つの価値
- 感謝を伝える場になる
- 人生のけじめとスタートを実感できる
- ゲストとの絆が深まる
- 一生忘れられない最高の思い出が手に入る
- 親孝行になる
結婚式は、費用も準備も確かに大変です。しかし、それ以上にかけがえのない価値があると、私は自身の経験からも断言できます。
大切なのは、世間体や常識に流されるのではなく、「お二人にとって結婚式がどんな意味を持つのか」をじっくり話し合って見つけること。
この記事が、お二人の大切な決断の助けになれば、これほど嬉しいことはありません。 あなたの結婚準備が、最高に幸せな時間になることを心から願っています。


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