結婚式の忌み言葉タブー一覧!NG例と元業界人の言い換え解説

結婚式の準備、順調に進んでいますか? スピーチや花嫁の手紙を考え始めると、「忌み言葉には気をつけて」というアドバイスを耳にしますよね。

「忌み言葉って聞いたことはあるけど、具体的にどんな言葉がNGなの?」「もしうっかり使ってしまったら失礼にあたるかな…」と不安に思うプレ花嫁さんも多いのではないでしょうか。

わかります。私も自分の結婚式で、スピーチをお願いした友人に「この表現で大丈夫かな?」と相談された経験があります。

この記事では、結婚情報メディアで数百件の式場を取材してきた元業界人として、そして一人の卒花として、結婚式で避けるべき忌み言葉の一覧と、スマートな言い換え例を分かりやすく解説します。この記事を読めば、マナーへの不安が解消され、自信を持ってスピーチや手紙の準備を進められるようになりますよ。

目次

結婚式忌み言葉・タブーとは?知っておきたい基本マナー

結婚式忌み言葉・タブーとは?知っておきたい基本マナー

結婚式における忌み言葉(いみことば)とは、お祝いの席にふさわしくないとされる縁起の悪い言葉のことです。

具体的には、新郎新婦の別れや不幸を連想させる言葉や、再婚をイメージさせる「重ね言葉」などが挙げられます。これらは古くからの慣習やげん担ぎの意味合いが強く、特にご年配のゲストや親族は気にする方が多い傾向にあります。

もちろん、若い世代のゲストはそこまで気にしないかもしれませんが、主役である二人への祝福の気持ちを表現するためにも、知っておいて損はない大切なマナーです。

ちなみに、結婚式準備の全体像を把握することもマナーと同じくらい大切です。まずは結婚式にどれくらい費用がかかるか知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

【種類別】うっかり使いがち!結婚式の忌み言葉一覧

【種類別】うっかり使いがち!結婚式の忌み言葉一覧

忌み言葉は、大きく分けて3つのカテゴリーがあります。それぞれ具体的な単語と、なぜNGなのかを理解しておくと覚えやすいですよ。

①別れ・再婚を連想させる言葉

最も注意したいのが、夫婦の別れや離婚をイメージさせる言葉です。

忌み言葉の例なぜNGか
終わる、終える、おしまい結婚生活の終わりを連想させる
切る、切れる縁が切れることをイメージさせる
別れる、離れる、分かれる夫婦の別離を直接的に示す
帰る、戻る嫁が実家に戻る(離婚)ことを連想させる
去る、消える、流れる新郎新婦の幸せが去ることをイメージさせる
破れる、壊れる、割れる関係の破綻を連想させる

特に「ケーキを切る」は「ケーキにナイフを入れる」、「お開き」の意味で「披露宴が終わりましたら」と言ってしまいがちなので注意が必要です。

②不幸・不吉を連想させる言葉

死や病気、苦しみなど、ネガティブな出来事を連想させる言葉も避けるのがマナーです。

忌み言葉の例なぜNGか
死ぬ、亡くなる、逝く直接的に死を連想させる
苦しい、悲しい、涙苦労や悲しみをイメージさせる
病む、倒れる、滅びる健康を損なうことを連想させる
散る、枯れる、冷える関係の終わりや冷え込みをイメージさせる
薄い、浅い、褪せる愛情が薄れることを連想させる
四(し)、九(く)死や苦を連想させる数字

スピーチで感動的なエピソードを話す際に「涙」という言葉を使いがちですが、「胸がいっぱいになりました」のように言い換えると、より素敵な表現になります。

③重ね言葉(再婚をイメージさせる)

「重ね重ね」「たびたび」のように、同じ言葉を繰り返す「重ね言葉」は、結婚を繰り返すこと(再婚)を連想させるため、結婚式では避けるべきとされています。

  • 重ね重ね
  • たびたび
  • くれぐれも
  • ますます
  • いよいよ
  • わざわざ
  • またまた

ただし、「どんどん」「日々」など、ポジティブな意味合いで使われる一部の重ね言葉は、スピーチの流れによっては許容されることもあります。迷ったら避けるのが無難でしょう。

ちなみに、これらのマナーはゲストだけでなく、司会者や式場スタッフも徹底しています。取材を通じて伺った話では、司会者の台本は必ず事前にプランナーが目を通し、忌み言葉がないか二重でチェックするそうです。プロがそれだけ慎重になる部分だからこそ、私たちも少し意識するだけで、より心のこもったお祝いができますね。

スピーチや花嫁の手紙で役立つ!忌み言葉の言い換え例文集

スピーチや花嫁の手紙で役立つ!忌み言葉の言い換え例文集

「この言葉、使っていいんだっけ?」と迷ったときに役立つ、代表的な忌み言葉の言い換え例をまとめました。

うっかり使いがちな言葉おすすめの言い換え例
結婚式が「終わったら」結婚式が「お開きになったら」
ケーキを「切る」ケーキに「ナイフを入れる」
「最後に」一言「結びに」一言
「去年」「昨年」
「忙しい」ところありがとう「ご多用」のところありがとう
「涙」をこらえて「胸がいっぱいになり」
「くれぐれも」お気をつけて「どうぞ」お気をつけて

これらの言い換えを覚えておくだけで、スピーチや手紙の質がぐっと上がります。特に「終わる→お開き」、「切る→ナイフを入れる」は頻出なので、ぜひマスターしてくださいね。

招待状にも注意!ペーパーアイテムの忌み言葉マナー

忌み言葉は、スピーチだけでなく招待状などのペーパーアイテムにもマナーがあります。

句読点(、。)を使わない

結婚式の招待状では、「、」や「。」といった句読点を使いません。

これは「お祝い事には区切りをつけない」という縁起を担いだ慣習から来ています。文章を区切ったり、終えたりすることが、二人の関係の区切りや終わりを連想させてしまうと考えられているためです。

句読点の代わりになる表現

句読点を使わない代わりに、以下のような方法で文章を読みやすくします。

  • 空白(スペース)を開ける: 「、」の代わりに一文字分のスペースを空ける
  • 改行する: 「。」の代わりに改行して文を区切る

最近ではデザイン性を重視して句読点を使う招待状もありますが、伝統を重んじる親族や上司に送る場合は、句読点なしの形式を選ぶと安心です。

招待状の宛名の書き方にも細かいマナーがあります。こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

もし忌み言葉を使ってしまったら?司会者の対応と心構え

「もしスピーチでうっかり忌み言葉を使ってしまったらどうしよう…」と心配になるかもしれませんね。でも、安心してください。

一番大切なのは、お祝いする気持ちです。

万が一、ゲストがスピーチで忌み言葉を使ってしまっても、新郎新婦や他のゲストがそれを責めることはまずありません。少し言い間違えたからといって、お祝いの気持ちが伝わらなくなるわけではないのです。

また、プロの司会者はそういった場面で上手にフォローしてくれます。例えば、ゲストが「最後に」と言ってしまった後、司会者が「結びのお言葉、ありがとうございました」とさりげなく言い換えるなど、場の雰囲気を壊さないよう配慮してくれるので心配いりません。

あまり神経質になりすぎず、「新郎新婦を心からお祝いしたい」という気持ちを一番に、スピーチや手紙の言葉を選んでみてくださいね。

まとめ:忌み言葉は心遣いのひとつ。完璧よりお祝いの気持ちを大切に

今回は、結婚式で気をつけたい忌み言葉について解説しました。

  • 忌み言葉は「別れ」「不幸」「再婚」を連想させる言葉
  • スピーチでは「終わる→お開き」「切る→ナイフを入れる」などの言い換えを意識する
  • 招待状では句読点(、。)を使わないのがマナー
  • 万が一使ってしまっても、お祝いの気持ちが一番大切!

たくさんのルールがあって大変に感じるかもしれませんが、これらはすべて新郎新婦の末永い幸せを願うための「心遣い」のひとつです。

完璧を目指すあまり、伝えるべきお祝いの気持ちが二の次になってしまっては本末転倒。基本的なマナーを抑えつつ、あなたらしい温かい言葉で二人を祝福してあげてくださいね。

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プロフィール

2020年に挙式を挙げました。自身の結婚式の体験とブライダル業界8年以上の経験の両面からカップルに役立つ情報をどんどん発信していきます。

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